私は先頃、福岡などで「提案営業セミナー」の講師を務めた。
受講者からアンケートが寄せられているので、一部を紹介したい。
基本はそのまま載せているが、文字や用語などを若干変えていることがある。
また、丸1日のセミナーの参加者に加え、シリーズセミナーの参加者の感想や意見が含まれている。

◆30代・女性、製造業、営業。
「長時間の講習ありがとうございました。
『提案営業』にいままで持っていた理解について再度考え、見つめ直すよい機会をいただきました。
正直申しまして、完全に理解できたとは言いがたいですが、テキストや書き込みを見直し、先生のHPなども拝見し復習しながら勉強していきたいと思います」。

⇒和田創:熱心な受講、まことにありがとうございます。
しかしながら、1日で完全に理解できることはありません。
私はここまで来るのに40年近くを費やしています。
継続は力なり。
『月刊トップセミナー(講演映像)』で提案営業を掘り下げてください。
どうか素晴らしい営業になってください。

◆20代・男性、製造業、営業。
「 180度の発想の切り換えが、これからの時代を生きていくうえで大切なことが分かりました。
声の大きさにはびっくりしましたが、インパクトがあってよいなと思います」。
一番印象に残った言葉は「モノを売るな!」。

⇒和田創:変わらなければ、あしたはかならず悪くなります。
職場は狭まり、仕事は減り、給料は下がります。
私たちはそうした時代に生き、働いています。
営業として貪欲に成長を目指してください。
なお、私は老いてしまい、4年程前から、とくに昨年からきわめて静かに語っています。

◆40代・男性、部品メーカー、営業・課長。
「以前たまたま営業セミナーを検索していて先生のブログを知ったことが、今回の参加のきっかけでした。
私が想像した以上に厳しい内容で、これまでこうしたセミナーを受けたことがなかったため、正直驚きました。
耳の痛い話が続き、最後までかなり緊張しました。
どうしようもない自分の古さ、弊社の古さはよく分かりました。
ほんとうは質問したいこともありましたが、叱られそうでやめました。
フォローアップのためのセミナービデオを毎月送ってくださるとのことでしたので・・・。
弊社は十年以上じり貧状態が続き、従業員もずいぶん去りました。
年々小さくなるばかりです。
思い切って変われるよう勉強を続けさせていただきます」。

⇒和田創:私はセミナーの終了後、遠方への異動がないかぎり、最長で1時間まで質問に答えています。
そう述べたはずで、遠慮は不要でした。
熱心な参加者に囲まれることは、疲れているとはいえ、講師にとり大きな喜びです。
私はこれまで多くの部品メーカーで研修を行ってきましたが、提案営業がとてもよくマッチするはずです。
どうか粘り強く学び、まずは業績の下落に歯止めをかけてください。
とりあえず職場で自ら率先して勉強会をなさったらよいでしょう。

◆30代・男性、販売、営業・係長。
「目先の売り上げを取りにいくのでなく、高い目線でじっくりと課題をつかむことの大事さを学びました。
自分をさらに成長させる受講とします」。
一番印象に残った言葉は「営業をやめる」。

⇒和田創:どうか顧客の課題を掘り下げる「案件育成営業」を究めてください。
売り上げの伸びにフタをしているのは、営業担当者自身です。
注文に「YES」と答えた途端に“伸び代”を失います。
ソリューションは奥深いですね。

◆30代・男性。
「営業とは数字を評価されるもので、正直ストレスがたまるものでした。
自分と家族を守るために仕事をするって、当たり前のことを気づいてよかったです。
今後、仕事を楽しくできそうです」。
一番印象に残った言葉は「自分と家族を守るために仕事をする」。

⇒和田創:会社は二の次です。
大事なのは自分、そして家族です。
業績など、社員が生き生きと誇り高く働いた結果にすぎません。
「与える」営業を心がけましょう。
提案営業では、会社の繁栄のために社員の幸福を犠牲にすることはしません。
どちらも高次元で両立させることを目指します。
私たちは人生のかなりの時間を「労働」に割くことになります。
仕事を楽しめたら最高ですね。

以上。
受講してくださった皆さま、まことにありがとうございました。
その場で名刺を頂戴した方にメールで配信した『月刊トップセミナー』の講演映像は、コンサルティングセールスとソリューションセールスに対する理解を深めるうえでおおいに参考になるはずです。
とくに4月号(新年度特大号)「モノ売り営業の脱却」はかならず視聴してください。
「御用聞き営業」から「案件育成営業」へ転換する急所をきわめて明確に述べています。
営業のキモをつかみ、行うなら、売り上げは劇的に伸びます。
不況を吹き飛ばせ!



『月刊トップセミナー』は、経営革新と営業変革に役立つ20分前後の講演映像。
大勢のビジネスリーダーに毎月無料で提供。
ご登録くださると、最新号よりお届けする。
サンプルビデオは以下のとおり。

2010年4月号(新年度特大号)
モノ売り営業脱却はこうしなさい
〜やり方でなく“あり方”を変えることが条件!




和田創「提案営業公開セミナー」のアンケート結果は以下のとおり。

⇒2010年5月26日「面白さと恐さを知る…営業の仕事」はこちら。

⇒2010年5月28日「完璧なコメント…提案営業セミナー」はこちら。

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