鳩山由紀夫内閣総辞職へ…総理辞意表明(ライブドア)
鳩山由紀夫総理(首相)が民主党両院議員総会で涙を浮かべながら辞意を表明した。
これにより内閣総辞職へ。

もともと総理の器でない。
リーダーシップを欠いており、日本の非常時と政治の動揺期ではまったく務まらない。
加えて、絶大な実力者の存在があった。
私に言わせれば、ツートップでなく、ワントップである。
直近の世論調査で内閣支持率が20パーセントを切っていた。

このブログで述べたように、マニフェストがデタラメだった。
目立つところに特売商品を並べ立てたスーパーの客寄せチラシ並みだ。
が、実際にはサービスを提供できないという点において悪質極まりない。
衆院選での圧勝も政権発足直後の支持率も間違い。
有名人や評論家を含め、熱狂した人たちはどこへ消えたのか…。

鳩山由紀夫総理の辞意表明は、自身の演説のなかでもっとも心と力のこもった内容だった。
お疲れさま。

ついては「クリーンな民主党を取り戻す」と、小沢一郎幹事長に辞任を求めた。
“道連れ”にした格好だ。
素晴らしい。
いいように利用されてきたから、刺し違えないと…。

鳩山由紀夫首相は辞意表明直後に、総理官邸前で記者団から「ひとことお願いします」と声をかけられ、「いいよ、もう充分です。ありがとう」と答えた。

このブログで述べたように、やはり辞職の道筋を探っていた。
本音はだいぶ前から辞めたかったのでないか。
首相を投げ出したのでなく、退陣に追い込まれたという印象をうまく残せた。
ホッとしているだろう。

⇒2010年5月6日「鳩山首相、自ら内閣総辞職へ道筋」はこちら。

内閣総理大臣(民主党代表)も民主党幹事長も辞任する。
これにより民主党と民主党政権はどこまで支持率を回復できるか。
代表選挙は明後日に告示される模様。
参院選が迫り、立て直しが急務だ。

菅直人副総理は鳩山由紀夫内閣を辛抱強く支えた甲斐があった。
おそらくラストチャンスと考えていた。
長い政治家経験がしたたかに生かされていた。
首も長くなっていた。
ついに首相にのぼり詰めそう。
おめでとう。
その日を夢見てきたのでないか。

鳩山由紀夫首相は“優しさ”が際立った。
これでは借金を膨らませる。

                      ◇◆◇

内閣総辞職に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年1月31日「衆院解散総選挙でなく内閣総辞職を!」はこちら。

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