東洋経済新報社から7月下旬に発行される“起業本”の著者校正(ゲラ)が先週出た。
このブログからピックアップした記事を編集加工した原稿が土台になっている。
時間に追われたこともあり、会心の出来栄えと言えない。
例により“悔い”が残る。

私はちょうど広島出張中でバタバタ、ヘトヘトの状態だった。
そこで私に代わり、妻が元原稿との突き合わせをやってくれた。
細心の注意を払わなくてならず、作業は1日弱を要した。

ゲゲゲの女房は漫画のベタ塗りを手伝った。
和田創の女房はゲラのチェックを手伝った。
内助の功。
おかげで、私はその確認を行うだけで済んだ。
30分足らず。
「初校」で「校了」。

自分の性格からして、赤字を入れはじめると止まらなくなる。
しつこさは際限がない。
出版社にも大迷惑をかけてしまう。

この起業本は、私が「営業学」の講師を務めるSBI大学院大学(MBA)の計12名の教員の共著である。
北尾吉孝学長や中国古典の守屋洋教授も含まれる。
あまりみっともない原稿は書くわけにいかないと、競争心が刺激された。
実にいい経験だった。

私が受け持った章は、「起業を円滑・確実にする営業力 〜出会いと巻き込みによる成功法」である。
通常の単行本なら3分の1、70ページくらいの字数だ。

出版記念パーティ(講演会)のような催しが企画されているらしい。
スケジュールが合えば、顔を出したい。

東洋経済新報社は、丸の内トラストタワー本館(東京駅隣接)サーブコープ内の和田創研から徒歩2〜3分の至近距離にある。
私は、やはりこのブログの記事をベースに、2〜3年で数冊の単行本を出したいと思っている。
将来、同社から自分の著作を出版できたらうれしい。
何せ経済雑誌・図書の名門出版社だ。
格調が高いので、雑草の私には無理かな…。

話は変わる。
きょうの「ゲゲゲの女房」。
貧乏神に取り憑かれている村井家に久し振りの原稿料が入った。
ところが、夫の茂はカネを持ち帰る途中、玩具店(?)のショーウィンドーに飾ってあった戦艦のプラモデル(模型)に引き寄せられる。
精巧で高価だ。
何の躊躇もなくそれを買ってしまう。

近所の八百屋からくず野菜をもらうなどして家計をやりくりしてきた妻の布美枝は呆れ、憤る。
が、夫はどこ吹く風…。
しかも、連合艦隊の再建をやらなければらならいと叫んだ。
要は、シリーズでプラモデルを買いたい。
子どもが生まれたというのに…。
布美枝は茂が理解できない。

大きな子どもはかつての私の姿である。
いや、いまもそうかもしれない。
妻の苦労は絶えない。

以下に「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」と題する2010年6月12日のブログを収める。
主役の松下奈緒が奔放に語った。
胆が据わり、底抜けに明るい。

                      ◇◆◇

たったいまNHKの「土曜スタジオパーク」という番組に松下奈緒(まつした・なお)が出演していた。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロイン、主演女優である。
村井布美枝(むらい・ふみえ)役。
村井茂(むらい・しげる)役の向井理(むかい・おさむ)とのコンビは好演といえよう。
夫はむろん「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家の水木しげる。

二人の結婚生活は他人行儀から始まり、次第に夫婦らしくなっていく。
が、いまは“貧乏神”に取りつかれ、大苦戦。
長女を授かったというのに、ミルク代にも困るありさま…。

土曜スタジオパークでは、視聴者の印象に残った人気シーンのほか、撮影秘話(裏話)なども紹介されて興味深かった。

松下奈緒は、一段と大柄に見える。
眉、目、鼻、口、それぞれがはっきりしている。
とくに口は形も大きさもダイナミックに変わる。
美しく、聡明な雰囲気が漂う。
同時に、活発で、非常に負けず嫌いな性格が浮かび上がる。

松下奈緒は、大物女優の誕生を予感させる。
素晴らしい。

ところで、人気第1位は、村井布美枝が村井茂を守ったシーンだった。
私の妻(前妻)は出会い後、結婚後、そして死の直前、一貫して私を守りつづけた。
「うちは私がいるから大丈夫…」。
結婚後、妻にしては珍しく、きっぱりと言い放ったことがある。
その光景を、私は鮮明に覚えている。
妻は守護神だった。

いま知った。
向井理は、私が暮らす横浜市出身。
かつ、明治大学卒業。
もっとも私は中退だが…。
一層親しみがわいた。

「ゲゲゲの女房」の今後の展開から目が離せない。
二人は貧乏神を追い払えるのだろうか。
決して他人事でない。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に関する一連のブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

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