日本代表の決勝トーナメント進出で盛り上がる2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会。
デンマーク戦が行われた25日は大勢が寝不足になった。
侍ジャパンは29日深夜、1回戦となる南米の強豪パラグアイ戦に臨む。

さて、サッカーにうとい私が本大会で唯一知っている出場者が、アルゼンチン代表のマラドーナ監督。
ウィキペディアによれば、「ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」。
現役時代は「神の子」と呼ばれ、国民の英雄だった。
神の手ゴールや5人抜きなど伝説のプレーは枚挙にいとまがない。
背が低く、決してスマートな体型でなかったが、いまはころっとした印象である。
愛嬌溢れる中年おやじ、…憎めない。

マラドーナは過激な言動で物議をかもし、とくに引退後はいろいろな問題を起こした。
私がぼんやりと記憶しているのは、薬物やアルコールへの依存などで命を落としかけたこと。
栄光から一転、挫折を味わった。
そのマラドーナが久し振りに世界の表舞台に姿を現した。
アルゼンチン代表はW杯南米予選をぎりぎりの4位で通過し、監督としての資質を疑問視された。
ところが、W杯グループリーグ(グループB)では3戦全勝で決勝トーナメント進出を果たし、自分と選手をこき下ろしたメディアを見返した。
テレビカメラがマラドーナのオーバーな表情とアクションを追いかけることもあり、選手に負けないくらい目立っている。
やはりスター。

マラドーナ監督は選手に愛情と敬意を示し、南米予選でも彼らをかばいつづけた。
それは素晴らしいとして、リオネル・メッシなど選手への抱擁とキスが多いため、マスコミから男好き疑惑を質された。
が、本人はきっぱりと「男よりも女のほうが好きだ」と退けた。
私は名前と年齢を忘れたが、マラドーナは若い金髪の女性とつきあっていると威張った。
日本ではおおよそ考えられない記者会見である。
実に痛快!
それ以上は突っ込ませなかった。

しかし、私が引っ掛かったのは、マラドーナの回答が男女の比較に留まったことだ。
なぜ、そうした趣味はないと明言しなかったのか。
性の開放が進み、相手が同性でも異性でも対応可能な人が増えている。
ちなみに、私は当該領域におけるフレキシビリティを持ち合わせていない。
だれも聞いてない?
あ、そう。

アルゼンチン代表のエースストライカー、メッシはマラドーナをリスペクト(尊敬)しているらしい。
同国では期待のFWを「マラドーナ二世」と呼び、メッシは最有力である。
注目の二人の関係はそれに尽きるようだ。

                       ◇

普段はサッカーに無関心な私でも気になる2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年6月28日「W杯人気、デニーズ世界のカレーツアー」はこちら。

⇒2010年6月27日「W杯日本決勝T進出、前評判を吹き飛ばす」はこちら。

⇒2010年6月15日「W杯日本初戦勝利! ウェルカメルーン!」はこちら。

◆書き加え
このブログは数日前に記した。
先ほど、アルゼンチンは決勝トーナメントの1回戦となるメキシコ戦を3−1で制し、ベスト8へ進んだ。
サッカー大国の本領発揮である。
勢いが増してきた。

ゲームは疑惑のゴールなど、判定を巡ってかなりもめたようだ。
マラドーナ監督は喜怒哀楽が激しく、何をやっても絵になる。

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