2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会。
最悪の前評判を覆し、日本代表は決勝トーナメント進出を決めた。
チームは喜びもひとしおだろう。
が、目指すところは高い。

退屈などと酷評されたが、カメルーン戦の勝利は自信になった。
やはり一番の良薬だ。

⇒2010年6月15日「W杯日本初戦勝利! ウェルカメルーン!」はこちら。

オランダ戦の試合運びは充実していた。
デンマーク戦の快勝は自信を大きくした。

⇒2010年6月27日「W杯日本決勝T進出、前評判を吹き飛ばす」はこちら。

侍ブルー軍団は波に乗っている。

きょう、いよいよ決勝トーナメントの1回戦。
キックオフは午後11時頃。
日本代表が対戦するパラグアイは南米の強豪であり、やりにくい相手らしい。
グループF1位。
世界ランキングは、日本が45位に対し、パラグアイが31位。
過去の対戦成績は、日本の1勝3分け2敗と分が悪い。

パラグアイは意外にも鉄壁の守備が持ち味だ。
フィジカルコンタクト(当たり)が厳しい。
加えて、攻撃への切り替えが早く、とくにカウンターは注意を要する。
選手一人ひとりの縦方向への執念が凄まじく、走りのスピードそしてドリブルの突破力は侮れない。
また、南米チームに特有のいやらしさ、ずる賢さを持つようだ。
反則の使い方に長けているということ?
侍ジャパンがこれに苛立つと相手のペースに嵌まってしまう。
相当な難敵である。
侍ジャパンは体力の消耗が激しくなりそう。

しかし、イビチャ・オシムはこれまでの戦い方ができるなら勝てると語った。
日本代表の組織的なサッカーは、大会に入り試合ごとに進化している。
ゴールを狙う積極性も増している。
慎重なパス回し、冷静な試合運びを心がけ、じっくりと商機を探るのだろうか。
となると、前半を無失点に抑え込みたい。

私はサッカーをほとんど分かっていないが、本田圭佑(ほんだ・けいすけ)が相手の守備陣をどこまで引き付けられるかが得点のカギになると思う。
何せ「剣豪・宮本武蔵」のオーラを全身から放っている。
粗野なインパクトは十分。
が、本人は「一人でサッカーはできない」と心得る。
気迫は当然として、日本代表は“頭脳”で試合に臨み、全員で勝利をつかむほかにない。
岡田武史(おかだ・たけし)監督は選手にどのような指示を与えているのか。

韓国が1回戦でウルグアイに敗れ、姿を消した。
日本はアジア勢最後の砦となった。
気が早いと笑われるかもしれないが、1回戦に勝てば初の準々決勝進出(ベスト8入り)。
次は、岡田武史監督が目標とする「ベスト4入り」をかけ、スペイン×ポルトガルの勝者と対戦する。

注目のパラグアイ戦は、デンマーク戦ほどでないにしろ、日本中が寝不足になる。
私が暮らす横浜・港北ニュータウンの大規模団地では、ほぼ全世帯がテレビで観戦・応援するはず。
深夜、はたして響くのは住人の歓声か悲鳴か…。

TBSはキャスターに加藤浩次を迎え、午後10時から3時間以上にわたって放送する。
侍ジャパンが先制する試合展開になれば、化け物みたいな視聴率を記録する。
優に50パーセントを超えるのでは…。

私は、日本代表が決勝トーナメントで1勝を挙げたら、それは歴史的快挙と考える。
「世界を驚かせてやろうぜ!」が現実になる。

                       ◇

普段はサッカーに無関心な私でも気になる2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年6月28日「マラドーナとメッシの関係…W杯記者会見」はこちら。

⇒2010年6月28日「W杯人気、デニーズ世界のカレーツアー」はこちら。

⇒2010年6月27日「W杯日本決勝T進出、前評判を吹き飛ばす」はこちら。

⇒2010年6月15日「W杯日本初戦勝利! ウェルカメルーン!」はこちら。

                       ◇

富山・滑川の天望町、かつての両親の実家に暮らす妹は熱狂的なサッカーファンである。
三男が富山第一高校サッカー部に所属していた。
高校サッカー選手権出場の常連校だ。
子よりも親のほうが夢中になっていた。
応援のためなら、どこへでもクルマで出かけていった。

⇒2008年1月2日「富山第一、高校サッカー出場!」はこちら。

⇒2008年12月29日「サッカー富山第一、初戦は筑陽学園」はこちら。

また、ひいきのJ1チームの応援のために、ときどき東京や横浜までやってきた。
驚くべき情熱である。

今回のワールドカップでも、本人はおそらく南アフリカへ飛んでいきたかった。
地元のサッカーファン仲間とどこかに集まり、おおいに盛り上がっているのでないか…。

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