先日のブログ「岡田監督の進退、遠藤保仁の挑戦…2014W杯」の続き。

⇒2010年7月2日「岡田監督の進退、遠藤保仁の挑戦…2014W杯」はこちら。

日本代表次期監督の候補に挙がっているのは、いずれも外国人らしい。
このブログで述べたとおり、世界のサッカーのレベルを取り入れつつ、日本のサッカーの特性を生かし切るには、日本人と外国人が交互に代表監督に就任するのが望ましいのでは…。

候補は、マルセロ・ビエルサ(チリ代表監督)、ホセ・ペケルマン(元アルゼンチン代表監督)、ビセンテ・デル・ボスケ・ゴンサレス(スペイン代表監督)、アーセン・ベンゲル(アーセナルFC監督)、オズワルド・オリヴェイラ(鹿島アントラーズ監督)など。
ベンゲルは高額年俸がネックとなり、実現は難しそう。
早ければ今月中に決定する。
岡田武史監督は退任の意思が固く、続投はない模様。

日本人は何かと批判にさらされやすい。
外国人ならともかく、W杯(ワールドカップ)2大会連続の日本代表監督は精神面・肉体面で厳しい。
燃え尽きてしまう。
岡田武史監督は4年間の回復期間というか充電期間が必要なのだろう。
将来、おそらく日本代表監督に復帰する。
私はマスコミのインタビューに答える様子からそう感じた。

                       ◇

ところで、決勝トーナメントでベスト4入りを目指した2回戦(準々決勝)。
ブラジルは、グループリーグ(グループE)でサムライブルーを退けたオランダに1−2で敗れた。
私は、日本代表がオランダ戦でいかに頑張ったか、改めて思い知らされた。
守りを固めたとはいえ、得点を1点に抑えたのは素晴らしい。
事前の予想でオランダは優勝候補の一角だったが、ブラジルはスペインと並んで最有力だった。

ブラジルは2014W杯の開催国だ。
選手は落胆し、国民は失望した。
が、これでよかったのでないか。
今大会で頂点に立とうものなら4年間、ブラジル代表は想像を絶するプレッシャーに苦しめられる。
優勝が絶対条件になるからだ。

ブラジルは第31回夏季五輪の開催国でもある。
もっともこちらは都市単位。
2016年リオデジャネイロオリンピック。
国力が伸び、国中が沸き立つ。

なお、私が個人的に興味を持っていたアルゼンチンはドイツにコテンパンにやられた。
0−4。
両国は優勝候補の一角だった。
私は、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ監督のオーバーな表情とアクションが優勝するとどうなるか見てみたかった。
若い選手へのキスと抱擁が止まらなかったろう。

私は、勝利も大事だが、イベントとしての楽しさも大事だと思う。
実を言うと、結果をそれほど気にしていない。
勝てば、もちろん嬉しい。
が、負けて目くじらを立てるのはどうなのか。
概して、自分が実績を残していない人ほど、こうるさい。
人生でそれなりの成果を挙げている人は、彼らの苦悩と苦労が分かっており、やさしい。

私は、オリンピック(夏季・冬季五輪)でもサッカーワールドカップでもワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも、おおらかな気持ちで応援したい。
勝敗にギスギスするのはやめよう。
いいではないか、負けたって…。
私など長い人生で負けっ放しである。

余談…。
日本代表次期監督にマラドーナはどう?
部数を減らしつづけるスポーツ新聞や週刊誌の売れ行きにもおおいに貢献しそうだ。
話題(問題?)提供力では突出した存在である。
マラドーナは楽しい。

                      ◇◆◇

2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会での日本代表の戦い振りに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年6月29日「本田圭佑侍ジャパン進化…W杯パラグアイ戦」はこちら。

⇒2010年6月30日「W杯岡田ジャパンの死闘…評価と次期監督」はこちら。

⇒2010年7月2日「岡田監督の進退、遠藤保仁の挑戦…2014W杯」はこちら。

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