NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
小学生の村井藍子(長女)は自宅兼仕事場を友だちにひた隠しにしていた。
しかし、父親が「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる(村井茂。向井理)ということがクラスメートに知られ、好奇の目を向けられる。

有名人の子どもは大変だなぁ…。
藍子の場合、妖怪漫画の第一人者の娘ということで、からかいやいじめの対象になりやすかった。

仕事に忙殺されている水木しげるはもちろん、実質的に子どもを一人で育てていた村井布美枝(松下奈緒)もそれに気づかなかった。

布美枝は夫の職業に誇りを持っていた。
だから、クラスの連絡簿の職業欄に「漫画家」と記した。
そして、おそらく藍子も父親に尊敬の念を抱いていた。

が、大人の正論は、子どもの世界では通用しないことがある。
漫画に対する偏見を持つ父兄も依然として少なくなかったはずだ。
布美枝はそこまで考えが及ばなかった。
藍子は苦悩を募らせ、母親にも切り出せずにいた…。

ところで、「いじめ」はこの言葉が社会的な関心を巻き起こす前からあった。

◆書き加え1(8月11日)

水木しげるは四六時中疲れていて、家族と同居していても二人の子どものことに頭が回らない。
締め切りに追われ、食事も家族と時間がずれる。
藍子は反抗期を迎え、喜子(よしこ。次女)は幼稚園で問題ばかり起こす。
布美枝が相談できるのは、夫が単独で取る食事の時間くらいだが、それとても漫画のアイデア探しのために新聞を読みながら…。
話しかけても、夫は上の空である。

布美枝は小学校の担任の家庭訪問を受け、長女が「学校が好きでないかもしれない」と言われ、驚く。

◆書き加え2(8月12日)

布美枝は、我が家が特殊な環境にあることを思い知らされた。
世間の常識とかけ離れていると…。

藍子は学校の作文で、高尾山へ家族で遊びに行った思い出を綴った。
担任は、とてもよく書けていると褒めてくれた。
しかし、それは友だちの家庭の出来事だった。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

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