おとといのブログの続きのはずだった。
が、中2日開いてしまった。
8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」を受けて…。

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
村井布枝美役の松下奈緒と村井茂役の向井理が演じる水木しげる一家。
私はドラマを通じ、仕事・夫婦・家族のあり方について、これまでを反省したりこれからを展望したりしている。
いまや「人生の教科書」である。

朝ドラが“自己再生”のきっかけになるかもしれないとは…。
私は堕落と低迷を抜け出せるだろうか?

                       ◇

さて、私は部屋にゲキを貼ることにした。
が、字がヘタ。
千里の道も一歩からそこで妻に書いてほしいと頼むと、習字の経験はないと迷惑そう。

「千里の道も一歩から」。
還暦前年、59歳の老人が掲げるモットー(標語)でない。
これから社会に踏み出す若者や社会で歩みはじめた若者向けの言葉だろう。
笑われる。

が、老後の備えが終わっていない私は、サードキャリアに挑戦を試みている。
再婚後の子どもも後10年は手がかかる。
どちらも簡単でなく、まだまだ頑張らなくてならない。

しかもアルツハイマーの発症がおそらく迫っており、それがいつか分からない。
5年後、10年後…。
親父は55歳頃から緩やかにボケが進んだ。

「千里の道も一歩から」。
あまり先を考えたわけでない。
老いた私にもいくらか可能性が残されているという、己への励ましだ。

それと、私は何事も取りかかる前から、その道のりの険しさと遠さにうんざりしがちだ。
一歩を踏み出せないと、そして一歩を大切にしないと、いつまで経ってもゴールにたどり着けない。
そんな思いからこの言葉を選んだ。

続きは、あしたのブログで…。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

◆書き加え1(8月24日)

私は、ゲゲゲの女房をしばらく見られなかった。

水木しげるは相変わらず締め切りに追われ、グロッキー。
長年のムリが積み重なり、口を利くのも億劫…。
かつてフリーランスだった私はそうした状態がよく分かる。
疲労が限界を超えると、心の余裕をまったく失ってしまう。

布美枝が体や会社を案じても、「仕事のことに口を出すな」の一点張り。
家族への接し方に“苛立ち”が目立つようになっていた。
一つ屋根の下で暮らしていながら、夫婦の距離がどんどん広がる…。

水木しげるが漫画家として売れず、極貧の時期には二人に笑いがあった。
ところが、うまくいったら、笑いが消えた。
何のための成功か。
布美枝は昔を懐かしんだ。
私はその気持ちがよく分かる。
妻(前妻)もそうだったのでは…。

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