NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
おとといの放送後の「あさイチ・プレミアムトーク」に、主役(ヒロイン)の松下奈緒が登場した。
撮影が終わり、裏話が明かされた。
また、村井布美枝(武良布枝)の実家がある島根県安来市の人たちとの交流が映し出された。
興味深く、かつ心温まる内容だった。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

                       ◇

さて、ゲゲゲの女房は、初回放送分は平均視聴率がシリーズ史上最低だった(ビデオリサーチの調べ)。
関東地区で14.8%、関西地区で10.1%。
いずれも集計を取りはじめた昭和39年以来もっとも悪い。
今シリーズから放送開始が15分繰り上がったことも影響したはずだ。

ところが、視聴率はうなぎ上りになった。
20%をうかがう勢いである。
松下奈緒、そして村井茂(武良茂。水木しげる)を演じる向井理の熱演が大きい。
長身コンビであり、松下奈緒が174cm、向井理は182cm。
松下奈緒はもう少し高い印象を受けるが…。

むろん、山本むつみのシナリオ(脚本)の魅力が人気の土台になっている。
それとても、武良布枝の自伝『ゲゲゲの女房』という原作があればこそ。
この朝ドラにとっては「原案」と呼ぶべきかもしれない。
脚本家のイマジネーションが強く働いており、フィクションの要素が多分に含まれているからだ。
ストーリーも登場人物も出来事もそのままの事実と限らない。

NHK朝の連続テレビ小説は、視聴率が低迷していた。
このところ最低を更新してきた。
それをテコ入れするため、オープニングの前に毎回60〜90秒程のイントロダクション(導入部)を置くようにした。
「序」に相当し、本番(中身)への期待感を高めながら、チャンネルの切り替えを思い留まらせる狙いがある。

また、放送時刻を8時に変更した。
背景には総合テレビ自体の不振もあったようだ。
同時間帯の民放のワイドショーにだいぶ食われていた。
そちらをいったん見はじめると、わざわざ8時15分にチャンネルを戻さない。

ゲゲゲの女房がもし平均視聴率16〜17%を記録するようなら大健闘である。
視聴者から“続編”を望む声が殺到しよう。
15%台でも好調だったといえる。
それくらい朝ドラの下落傾向は鮮明だった。

なお、脚本家・山本むつみについては、あすのブログで…。
本人が執筆の意図や困難を語っている。

◆書き加え2(9月29日)

「ゲゲゲの女房」は25日、最終回に関東地区で最高視聴率23.6%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。
関西地区は17.9%だった。
番組の平均視聴率は関東地区が18.6%、関西地区が15.9%。
2005年後期以降の10作品では、2006年の「純情きらり」、2007年の「どんど晴れ」に次ぐ好視聴率となった。
いずれも関東地区で19.4%。

3〜4年前と社会情勢が異なり、私はこの2番組に負けない大健闘だったと考える。

「ゲゲゲの女房」は、回を追うごとに数字がじりじりとアップ。
それと歩調を合わせるように、主演の松下奈緒は人気が上昇。
相手役の向井理も…。
途中から幾度も20%を突破した。

松下奈緒は大晦日の紅白歌合戦の司会が取り沙汰されている。
が、本人によれば「そういう話はない…」。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。

⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

◆書き加え1(8月28日)

村井布美枝は、「こみち書房」の田中美智子(松坂慶子)と8年振りに再開した。
調布で貸本漫画屋を営み、まったく売れなかった貸本漫画家の水木しげるを家族ぐるみで応援してくれた。
客に熱心に水木作品を勧めたのだ。
夫の再就職で千葉へ引っ越したが、いまでも店を続けている。
ただし、時代の趨勢で漫画専門書店になった(不確か)。

日々の食べものにも困る貧乏学生だった私が東小金井に暮らしていた頃…。
店名は忘れたが、徒歩3分程の距離に食品中心のミニスーパーがあった。
一帯は小金井市東町、三鷹市井口、武蔵野市境南町が入り組んだ田舎で、周辺に商店街がないのでしばしば足を運んだ。
おそらくインスタントラーメン(袋麺)2〜3袋というような、恥ずかしいくらい少額の買い物がやっとだった。

そこに、とても可愛くてにこやかなお嬢さんがいた。
家族3世代(女性)で店を切り盛りしていたのでないか。
私は、高齢の店員から「学生さん」と呼ばれていた。
きっとおばあちゃん。
皆に非常に親切にしてもらい、何だか応援されている気分だった。
懐は寒くても、ここに来ると温かく感じた。

私は前妻とつきあいはじめ、一緒に買い物に行ったとき、彼女を含めた店員3人が目配せしてうつむいてしまった。
私はそうだったのかと、ようやく分かった。
ホント、鈍い。
彼女を傷つけてしまった。
いまだに忘れられない光景。
私は、高齢の店員の表情まで覚えている。

人生の長い道のりには、大小さまざまな分岐点がある。
人はちょっとしたことで、別の道を進む。
自らの意思でつねに決めているわけでない。
運命の機微・・・。

私が早く気づいていたら、どうなっていただろう。

Copyright (c)2010 by Sou Wada

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