NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
先週木曜日、金曜日の放送は感動的だった。
スランプに陥った水木しげるを、皆が気遣った。
以下に多くの台詞を引用したが、記憶が曖昧だ。
また、概して台詞が長く、その一部しか記していない。
水木しげる(村井茂。向井理)は暇を持て余している。
それが、母・村井絹代(竹下景子)に知れた。
同居だから当然といえ、親は子どもがいくつになっても気になる。
母は、村井布美枝(松下奈緒)に「苦しいのは走るのを急にやめたとき。がっくりせんように…」と、言葉を託した。
これまでは息子の分だけだったが、二人に精をつけなさいとうなぎを買ってきた。
しかも、差し入れ(自己負担)。
父・村井修平(風間杜夫)も布美枝に「まだ先は長いけん、ここらで一休みしたほうがいい。養生が大事だ…」と…。
妖怪の絵を描くこともある次女・村井喜子は、大好きな父に「妖怪が住めない世の中は、人間だって住みにくいよね…」。
後日、布美枝も夫に「河童が住めない世の中は、人間だって住みにくい…」。
さらに、喜子は中学校の修学旅行で「目々連」を見た話をした。
これは落ち込む父を喜ばすための“作り話”だったのか?
水木家に不遇時代から作品を高く買っていた戌井慎二(梶原善)が訪ねてきた。
水木しげるの理解者であるとともに、その作品を世間に知らしめたくて零細出版社を立ち上げるほどのファンである。
戌井は大失敗を幾度か味わいながらも妻の資金協力を得て、貸本漫画家時代の水木作品を復刻したいと申し入れた。
しかし、水木しげるは「ゲゲゲの鬼太郎」は人気がなくなり、自分の名前では売れないと答えた。
戌井は、「率直に言って、最近の作品は物足らない。でも、水木さんがこのまま終わるわけがない。本物は消えない。スランプなら、存分に苦しんでください。突破口は開けます…」。
戌井の渾身の忠告と激励に、水木しげるは目が覚めた。
そして、売れている間に見失ってしまった何かを懸命に探しはじめた。
スランプ脱出、復活へのノロシである。
梶原善は、その名が示すとおり、人のよさ、真っ直ぐな気持ちが伝わってくる。
戌井慎二の役柄を見事に演じている。
穏やかな性格だが、こと漫画に関しては愚直なだけでなく熱血漢である。
◇
私の両親は、私の仕事が忙しいと健康(体)を案じ、暇だと生活(収入)を案じた。
私がフリーランスの職人であり、昼も夜もなく、収入の保障もなかったからだ。
40歳以前のマーケティングプランナー、40歳以後の営業講師は、どのような体制で仕事(注文)をこなそうと、本質的に“個人商売”“先生商売”である。
会社勤めの両親には到底理解できない職業、そして働きぶりだった。
心配ばかりしていた。
◇◆◇
人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。
⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。
⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。
⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。
⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。
⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。
⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。
⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。
⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。
⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。
⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。
⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。
⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。
⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。
⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。
⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。
⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。
⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。
⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。
⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。
⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。
⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。
⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。
⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。
⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。
⇒2010年8月30日「職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと」はこちら。
⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。
⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。
⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。
⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
←応援、よろしく!
先週木曜日、金曜日の放送は感動的だった。
スランプに陥った水木しげるを、皆が気遣った。
以下に多くの台詞を引用したが、記憶が曖昧だ。
また、概して台詞が長く、その一部しか記していない。
水木しげる(村井茂。向井理)は暇を持て余している。
それが、母・村井絹代(竹下景子)に知れた。
同居だから当然といえ、親は子どもがいくつになっても気になる。
母は、村井布美枝(松下奈緒)に「苦しいのは走るのを急にやめたとき。がっくりせんように…」と、言葉を託した。
これまでは息子の分だけだったが、二人に精をつけなさいとうなぎを買ってきた。
しかも、差し入れ(自己負担)。
父・村井修平(風間杜夫)も布美枝に「まだ先は長いけん、ここらで一休みしたほうがいい。養生が大事だ…」と…。
妖怪の絵を描くこともある次女・村井喜子は、大好きな父に「妖怪が住めない世の中は、人間だって住みにくいよね…」。
後日、布美枝も夫に「河童が住めない世の中は、人間だって住みにくい…」。
さらに、喜子は中学校の修学旅行で「目々連」を見た話をした。
これは落ち込む父を喜ばすための“作り話”だったのか?
水木家に不遇時代から作品を高く買っていた戌井慎二(梶原善)が訪ねてきた。
水木しげるの理解者であるとともに、その作品を世間に知らしめたくて零細出版社を立ち上げるほどのファンである。
戌井は大失敗を幾度か味わいながらも妻の資金協力を得て、貸本漫画家時代の水木作品を復刻したいと申し入れた。
しかし、水木しげるは「ゲゲゲの鬼太郎」は人気がなくなり、自分の名前では売れないと答えた。
戌井は、「率直に言って、最近の作品は物足らない。でも、水木さんがこのまま終わるわけがない。本物は消えない。スランプなら、存分に苦しんでください。突破口は開けます…」。
戌井の渾身の忠告と激励に、水木しげるは目が覚めた。
そして、売れている間に見失ってしまった何かを懸命に探しはじめた。
スランプ脱出、復活へのノロシである。
梶原善は、その名が示すとおり、人のよさ、真っ直ぐな気持ちが伝わってくる。
戌井慎二の役柄を見事に演じている。
穏やかな性格だが、こと漫画に関しては愚直なだけでなく熱血漢である。
◇
私の両親は、私の仕事が忙しいと健康(体)を案じ、暇だと生活(収入)を案じた。
私がフリーランスの職人であり、昼も夜もなく、収入の保障もなかったからだ。
40歳以前のマーケティングプランナー、40歳以後の営業講師は、どのような体制で仕事(注文)をこなそうと、本質的に“個人商売”“先生商売”である。
会社勤めの両親には到底理解できない職業、そして働きぶりだった。
心配ばかりしていた。
◇◆◇
人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。
⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。
⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。
⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。
⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。
⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。
⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。
⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。
⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。
⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。
⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。
⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。
⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。
⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。
⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。
⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。
⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。
⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。
⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。
⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。
⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。
⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。
⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。
⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。
⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。
⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。
⇒2010年8月30日「職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと」はこちら。
⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。
⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。
⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。
⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
