NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
苦しいことが多くても、それを乗り越えていく夫婦と家族の絆、さらに周囲の人々との絆がリアルに描かれる。
向井理と松下奈緒は、偉大な漫画家・水木しげる(武良茂。村井茂)とその妻・武良布枝(村井布美枝)の半生を懸命に演じている。
ドラマが進行し、実年齢との隔たりが大きくなってきた。
役者の経験が浅い二人にとり、老け役は簡単でない。
私は、放送が残りわずかになり、さみしい。
◇
さて、ウィキペディアの記載をもとに推測すると、調布市の「株式会社水木プロダクション」は身内で経営している。
旗揚げから長い間、水木しげる(武良茂)本人が代表取締役社長を務めていたと思われる(不確か)。
しかし、現在は長女の尚子(村井藍子)が社長に就いている。
また、次女の悦子(村井喜子)は社員である。
父の血を引いたのか、著書『お父ちゃんと私−父・水木しげるとのゲゲゲな日常』を刊行している。
実の弟・武良幸夫(村井光男)はゼネラルマネジャーである。
朝ドラでも水木プロダクションの事務のほか、水木しげるの秘書に近い役割を担っている。
漫画など仕事(注文)の受け付け、そしてスケジュールの管理など。
実の兄・武良宗平(村井雄一)の娘夫婦は、鳥取県境港市の水木プロダクション中国支部を任されている。
ここは、水木しげるが育ったふるさとだ(生まれは大阪)。
ゲゲゲの女房の追い風も受け、漫画家にして妖怪研究家・水木しげるをテーマもしくはモチーフにして町おこしを図っている。
株式会社水木プロダクションは、文字どおりの「家族経営」である。
いまはおそらく著作権などの管理を主体としている。
いまだに漫画のアシスタントを置いているのだろうか?
それにしても水木しげるは膨大な作品を残している。
怠け者の私は、その量に圧倒される。
アシスタントを雇い、分業制を敷いたとしても、自らが壮絶な努力を積み重ねなくては絶対に不可能!
水木しげるは右利きだから、左腕を失ったのはそれほど影響がないような気がする。
が、仕事の効率は非常に悪くなるはずだ。
作家でない私でさえデスクワークで何かと左手を使っている。
また、貸本漫画家時代から1966年に「講談社児童漫画賞」を受賞して“売れっ子”になるまで一人でほとんど描いていた。
この年に株式会社水木プロダクションを設立した。
身内にどうやら漫画家はいないようだ。
とすると、全員が水木しげるの“実績”を土台に食べていることになる。
いやぁ、凄いっ!
売れる前の食べるものにも困る貧しさ、売れた後の支出の急増、中だるみ期の仕事がない状態…。
半生は苦難の連続だった。
が、朝ドラの原案となった武良布枝の自伝『ゲゲゲの女房』は副題が「人生は……終わりよければ、すべてよし!!」である。
2008年3月の刊行(実業之日本社)。
素晴らしい晩年を迎えられた。
長女が社長、次女が社員…。
職場で大勢の家族に囲まれる。
水木しげるは人生最高の幸せと喜びを噛み締めていることだろう。
◇◆◇
「株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)」に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。
⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。
⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。
⇒2010年9月6日「水木しげる、復活へのノロシ…スランプ脱出」はこちら。
⇒2010年9月7日「水木しげるの漫画家魂、妖怪研究家の名声」はこちら。
⇒2010年9月8日「水木しげる渾身妖怪画、点々アシスタント万歳!」はこちら。
⇒2010年9月9日「水木プロダクション爆笑アシスタント募集広告」はこちら。
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苦しいことが多くても、それを乗り越えていく夫婦と家族の絆、さらに周囲の人々との絆がリアルに描かれる。
向井理と松下奈緒は、偉大な漫画家・水木しげる(武良茂。村井茂)とその妻・武良布枝(村井布美枝)の半生を懸命に演じている。
ドラマが進行し、実年齢との隔たりが大きくなってきた。
役者の経験が浅い二人にとり、老け役は簡単でない。
私は、放送が残りわずかになり、さみしい。
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さて、ウィキペディアの記載をもとに推測すると、調布市の「株式会社水木プロダクション」は身内で経営している。
旗揚げから長い間、水木しげる(武良茂)本人が代表取締役社長を務めていたと思われる(不確か)。
しかし、現在は長女の尚子(村井藍子)が社長に就いている。
また、次女の悦子(村井喜子)は社員である。
父の血を引いたのか、著書『お父ちゃんと私−父・水木しげるとのゲゲゲな日常』を刊行している。
実の弟・武良幸夫(村井光男)はゼネラルマネジャーである。
朝ドラでも水木プロダクションの事務のほか、水木しげるの秘書に近い役割を担っている。
漫画など仕事(注文)の受け付け、そしてスケジュールの管理など。
実の兄・武良宗平(村井雄一)の娘夫婦は、鳥取県境港市の水木プロダクション中国支部を任されている。
ここは、水木しげるが育ったふるさとだ(生まれは大阪)。
ゲゲゲの女房の追い風も受け、漫画家にして妖怪研究家・水木しげるをテーマもしくはモチーフにして町おこしを図っている。
株式会社水木プロダクションは、文字どおりの「家族経営」である。
いまはおそらく著作権などの管理を主体としている。
いまだに漫画のアシスタントを置いているのだろうか?
それにしても水木しげるは膨大な作品を残している。
怠け者の私は、その量に圧倒される。
アシスタントを雇い、分業制を敷いたとしても、自らが壮絶な努力を積み重ねなくては絶対に不可能!
水木しげるは右利きだから、左腕を失ったのはそれほど影響がないような気がする。
が、仕事の効率は非常に悪くなるはずだ。
作家でない私でさえデスクワークで何かと左手を使っている。
また、貸本漫画家時代から1966年に「講談社児童漫画賞」を受賞して“売れっ子”になるまで一人でほとんど描いていた。
この年に株式会社水木プロダクションを設立した。
身内にどうやら漫画家はいないようだ。
とすると、全員が水木しげるの“実績”を土台に食べていることになる。
いやぁ、凄いっ!
売れる前の食べるものにも困る貧しさ、売れた後の支出の急増、中だるみ期の仕事がない状態…。
半生は苦難の連続だった。
が、朝ドラの原案となった武良布枝の自伝『ゲゲゲの女房』は副題が「人生は……終わりよければ、すべてよし!!」である。
2008年3月の刊行(実業之日本社)。
素晴らしい晩年を迎えられた。
長女が社長、次女が社員…。
職場で大勢の家族に囲まれる。
水木しげるは人生最高の幸せと喜びを噛み締めていることだろう。
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「株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)」に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。
⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。
⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。
⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。
⇒2010年9月6日「水木しげる、復活へのノロシ…スランプ脱出」はこちら。
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