「来たときよりも美しく」。
だれが提唱したのか、とても素敵な言葉である。
一人ひとりがその気持ちを忘れなければ、レジャースポットも観光地もどんどんきれいになっていく。

実際には、ゴミが散らかっていたり、後片づけがされていなかったり、汚れがひどかったり、設備や道具などが壊れていたりして、不快な思いを味わうこと、胸を痛めることが少なくない。
楽しもうと出かけた先で、「自分さえよければ…」といった人間の醜さを見せつけられるのは堪らない。
思い出も吹き飛ぶ。

今夏も多摩川の河川敷でのマナーの悪さが問題になった。
業を煮やした川崎市は、1カ月の社会実験とはいえバーベキュー利用を有料化した。
入口で1人5百円(小学生以上)を支払うと、それを証明するリストバンドとごみ袋を手渡される。
大量のゴミ処理などに要する多額の費用を税金でなく、受益者負担とする。
これを肯定的に受け止める利用者が多く、若者や家族連れが次々と訪れた。
人出はあまり減らなかった模様。

また、川崎市は住民アンケートに基づき、この社会実験において音響機器の持ち込みを禁止した。
さらに、利用時間を午前6時から午後6時までに制限し、警備員を配置した。

結果を検証したうえで、本格実施へ向かうのでは?

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