NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私はおととい初めて見た。
出張帰りでくたくただったが、つい本気になった。
村上あかり役の「瀧本美織」がとても頑張っている。
新人といっても、それなりの訓練や経験は積んでいるはず。
この子は非常に達者だ。

さて、私がこの朝ドラでもっとも感心したのは、オープニングの音楽の美しさ。
歌詞はないが、素晴らしい。
番組公式サイトによれば、バイオリニスト・葉加瀬太郎が手がけたテーマ曲「ひまわり」。
太陽に向かって真っ直ぐ大きく咲くヒロインを表現している。
彼が一番好きな花らしい。

それと、だれの振り付けだろう。
オープニングの映像のダンス。
やはり素晴らしい。
お好み焼きの輪郭のなかに映し出される踊りが「てっぱん」の世界を広げていく。
「振付・ダンス 近藤良平」と記されていた。

私は教則ビデオを30回ほど再生した。
本人が自ら踊っており、何度見てもヘンテコな演出、不思議な魅力。
若ければ挑戦してみたい気もするが、体がばらばらになりそう。
大げさなのに自然。
面白おかしく、どこか切なく、それでいてうれしい。
私は内臓を熱くされ、すっかり感動してしまった。
これは凄い。

ダンスはむろん「お好み焼き」の調理の過程と、そこにおけるシズルを表現している。
東日本(関東)系の私はほとんど食べたことがなく、ましてつくったことがない。
よく分からないが、引き延ばされる材料、飛び出す炎、返すヘラ、拭う汗、塗るハケ、立ちのぼる湯気と匂い、焼きあがりの歓喜など…。
が、それに留まらない。
楽曲の盛り上がりと相まって、「鉄板」を介した人々の交流があたたかさを増していく。
さらに、村上家の家族の絆、あかりと祖母の絆が感じられた。
あれっ、締め括りはひまわり?

近藤良平は、コンテンポラリー・ダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰する。
ペルー、チリ、アルゼンチンの南米育ちらしく、日本人の発想とどこか違う。
『近藤良平という生き方』という著書が見つかった。

きのうのブログで述べたとおり、「てっぱん」は視聴率が厳しいと予想している。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

先のテーマ音楽とダンスがどれくらい大勢の視聴者を巻き込んでいけるかもカギの一つだ。
このオープニングダンスが大阪や尾道でイベントに発展するようなら話は変わってくる。

楽曲とダンスは傑作である。
そのまま「祭」が行えそう。
私は聞き取れなかったが、合いの手(?)もいい。

◆書き加え1(10月10日)

テーマ曲「ひまわり」は太陽に向かって真っ直ぐ大きく咲くヒロインを表現している、と記した。

実際には、この楽曲が「村上あかり」の性格を決定づけたようだ。
とすると、テーマ曲がシナリオに先行したことになり、珍しいケースでは…。
音楽が素晴らしいわけだ。

◆書き加え2(12月11日)

葉加瀬太郎の美しいテーマ曲「ひまわり」に合わせて踊られる、近藤良平のあたたかい「てっぱんダンス」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

◆書き加え3(12月11日)

連続テレビ小説「てっぱん」で熱演する瀧本美織、好演する富司純子に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

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