地デジ液晶テレビをいつ買うか?
地上アナログテレビ放送打ち切りまでに何らかの手立てを講じなくてならない。
大方は買い替えを考えるはずであり、とすれば買い時を外したくないのが消費者心理である。

しかし、これが案外難しい。
理由は2つ。
第1に、テレビは数年前から劇的に進化しており、さらに新機能がどんどん搭載されている。
第2に、ここ数年間の急落状態はいくらか収まったものの、テレビはいまも価格が低下している。

それゆえ、テレビの購入は遅いほどよい。
結局、テレビの買い時は「壊れたとき」。
使いつぶすのがベスト。
修理に出すくらいなら、新品を買うほうが賢明だろう。

私は、テレビをまったく見られないのは仕事上も困るので、自室のテレビをアナログ放送終了後に買い替えるつもり。
暴落状態では…。
自宅(家族用)のテレビが先だって壊れてしまい、エコポイントを利用して購入したばかりなので、1週間前後はそちらで我慢…。
その際、ここまで値段が崩れたのかと驚いた。
1〜2年我慢した甲斐があった。
3分の1くらい?

新しいテレビは画面が大きく映りがきれいで、しかも場所を取らない。
大画面・薄型・液晶テレビなので当然。
人はだれしも欲望や欲求を持っている。
まして冬の賞与(ボーナス)が支給されれば心が動く。

さらに、「テレビを買い替えよ」というささやきが聞こえてくる。
12月からエコポイントがほぼ半減されるからだ。
さらに年明けから適用が限定される。

年末・年始休暇の特別番組や大みそかの紅白歌合戦、とくに司会の「松下奈緒」の美しさをとっくりと見たいとなると、12月に買い替えたくなる。
彼女の長身とロングドレスは大画面にしか収まらないぞ。
師走に価格が急落していないと限らないが、その場合には11月中に買い替えたほうが無難かもしれない。
わずか1カ月でエコポイントの半分、店頭実勢価格が値下がりするかどうかは微妙…。

⇒2010年11月7日「松下奈緒のオーラ…だれも勝てない紅白歌合戦」はこちら。

ただし、年の瀬までに購入しなくてよいとすれば、ぎりぎりまで待ちたいところ。
エコポイントのメリットと価格の下落幅では、後者が大きいのでは?
新機能が実装されたテレビさえ、発売直後から激しい値引き競争を繰り広げている。
日本製は優秀で、商品寿命も長い。
どうせなら、少しでも進化した機種を選びたいではないか。

以下に、「液晶テレビ(TV)の買い時と選び方…地デジ移行」と題する2010年8月12日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

最新の大画面・高機能液晶テレビ(TV)の買い時はいつか?
そして、選び方はどうか?

繰り返されるテロップと景気刺激策のエコポイントが効いたのか、地上デジタルテレビ放送対応受信機(地デジ対応受信機)の世帯普及率は90パーセントに近づきつつある(下記を含む)。
総務省の普及目標を上回ったらしい。
日本人は何と真面目でせっかちなのだろう。

デジタルチューナ内蔵パソコン(PC)で視聴可能。
また、ケーブルテレビでアナログ⇒デジタル変換して視聴可能。
デジタルチューナ(外付け)やデジタルチューナ内蔵録画機など、地上アナログテレビ放送から地上デジタルテレビ放送への完全移行期には多種多様な製品が登場する。
慌てなくても大丈夫なのに…。

テレビは長かったブラウン管時代と決別し、劇的な技術革新が進行中である。
いま使っているテレビが壊れた場合はともかく、急いで買わないことだ。
まして、完全移行キャンペーンに急き立てられるように…。
製品価格(実勢価格)の下落幅のほうが、エコポイントの特典よりはるかに大きい。
憧れの大画面テレビも手頃な値段になろう。
それと、基本性能の向上はもとより、3Dほかトレンド機能の実装・搭載など、テレビは大きな進化を遂げている。

地デジ完全移行期には多少の混乱が起こる?
直前に店頭での販売価格が強気になるとか、工事費や設置代(据付費)が上がるとか…。
が、それは一時的な現象だろう。
我が家は、家族用テレビと私の個室用テレビを完全移行後に購入するつもり。

ところで、液晶テレビ(地デジ対応)の購入時に迷うのは何インチにするか。
基本は、部屋の広さとの兼ね合いで、テレビ画面の大きさを決める。
家電量販店の売り場は広大であり、しかも大画面テレビがずらりと陳列されている。
店頭で選んだ製品を自宅に置くと、思ったより大きく感じるはずだ。
狭い部屋では視線の移動が大きくなり、目の弱い人は疲れる。

部屋の広さに加え、用途も大事だ。
好きな番組を堪能するとか、映画を鑑賞するとか、真剣(?)な視聴が中心なら40インチ以上。
私みたいにつけっ放し、ながら視聴の場合は32インチどまり。
中間は37インチ。
37インチ以上はほとんどが「フルハイビジョン対応」。

ここ数年、制作費の削減などで番組(コンテンツ)の質が落ちている。
また、私たちは自分により適した番組を選んでいる。
目的の明確な視聴を志向するようになった。
ゆえに、ほとんどが「BS・CS対応」。

いよいよ購入となったら、「テレビ人気(売れ筋)ランキング」などのキーワードで検索して事前に調べておく。
例えば、「価格.com」。
スペックを含めた製品比較がごく簡単に行える。
むろん、価格比較も…。
ユーザーのレビューにざっと目を通すだけで、購入後の後悔をかなり防げる。
私のような家電音痴は、多くの現物を前にして冷静に考えられないからだ。
安易と叱られるかもしれないが、ベストテンなど上位機種を選べば無難では?
液晶テレビに限らず、主要な家電製品は通信販売が断然安いが、それに不安を感じる人も少なくない。
が、事前に最安値を知っていれば、店頭で購入する際に値引き交渉の有力な材料になる。
驚きのプライスを提示してくることも…。
他店(競合店)のチラシを持参するより安く買えるだろう。

家電製品はいくらか当たり外れがあるようで、万一故障などが生じた場合、名の通ったメーカー(ブランド)の製品はありがたみが分かる。
安さに目を奪われると危険かもしれない。

液晶テレビの大画面化に押され、プラズマテレビは分が悪い。
前者は、横方向や斜め方向から見た場合の弱点が克服されつつある。
液晶テレビが9割前後を占めるようだ。

なお、日経トレンディが大ヒットを予想した「2万円高機能テレビ」は現時点で話題に上らない。
私が単に知らないだけなのか…。
それとも秋以降、華々しく登場する?
こちらは、あまり期待しないほうがよさそうだ。

余談…。
政府の消費刺激策を活用して購入するならクルマだろう。
エコカー補助金とエコカー減税のW。
テレビと違って製品価格の下落がほとんどなく、通常期に購入するよりも断然得である。
ただし、エコカー補助金のほうは2010年9月末に終了らしい。

以下に、「薄型大画面テレビの買い時はいつか?」と題する2010年3月5日のブログを収める。
まったく手を加えていない。

                      ◇◆◇

薄型テレビ(TV)の購入を急いではいけない。
2011年7月、地上アナログテレビ放送の終了後、地上デジタルテレビ放送への完全移行後のつもりでよい。
カネに余裕のある世帯はともかく、待つのが賢明。

「日経トレンディ」によれば、今年は「2万円高機能テレビ」が大ヒットするという予測だった。
それは恐らく当たるだろう。
しかし、狙い目は来年でなかろうか…。

薄型テレビはエコポイント利用のメリットよりも、価格下落の幅のほうがはるかに大きい?
どうしても急ぐなら、政府の「エコポイント制度」が打ち切られる年末に購入する(現時点の予定)。

実際、店頭価格(実勢価格)は急降下。
2010年1月には平均で初の8万円台に突入した。
歳末商戦で価格競争が激化した2009年12月からさらに1万円強も落ちた。
わずか1カ月。
家電量販店が、2月の新製品発売を前に在庫処分に動いたことも要因。
販売量が一番多い32型が8万円台、40型が14万円台、46型が19万円台となった。
先のエコポイントや流通独自のポイントを加味すると、実質的に2〜3割安くなる。

メーカー各社は地上アナログ放送の終了が迫り、薄型テレビの投入・販売に力を入れる。
価格下落と値引き拡大の両方が加速するのでは?
また、超低価格の企画商品が登場するかもしれない。
私たちは2011年にいったいいくらで最新機種を買えるだろう。

なお、テレビの買い替えが間に合わず、地上アナログ放送が見られなくてもたいした問題でない。
ほんの数日、不便な生活を我慢すればよい。
こうした機会でもないと、テレビのない静かな生活を経験できない。
とても貴重だ。

地上アナログ放送の終了後に、薄型・大画面・高機能テレビは信じられない値段になっている可能性がある。

                       ◇

先日の日本経済新聞によれば、発光ダイオード(LED)搭載液晶テレビの店頭価格が急落した。
3カ月で3割程。
メーカーが高収益を期待した新製品もこのありさま。

⇒2010年3月5日「薄型大画面テレビの買い時はいつか?」はこちら。

Copyright (c)2010 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!