北海道日本ハムファイターズというよりプロ野球のファンが注目するドラフト1位右腕・斎藤佑樹投手の単独入団会見が行われた。
球団は、他の新人選手の入団発表が終わっているためとしているが、どうだろう?
本拠地・札幌ドームのグラウンドに設営されたステージの上。
スタンドが無料開放され、平日にもかかわらず8千人のファンが詰めかけ、大興奮、大熱狂、大炎上・・・。
やはり、斎藤佑樹は何かを持っている。

が、はたして斎藤佑樹は日本ハムファイターズのユニフォームでよかったのか?

⇒2010年11月3日「斎藤佑樹は輝かしいスター、大舞台が似合う」はこちら。

入団会見に引き続いて行われた入団セレモニー。
斎藤佑樹は真新しいユニフォームに袖を通し、まっさらなマウンドに立った。
すると、「斎藤−梨田」という夢のバッテリーが組まれた。
心憎い演出である。
斎藤佑樹は梨田昌孝監督にストレートを投げ込んだ。
「プロ第1球は直球」と公言していた。

斎藤佑樹は開幕一軍間違いなし。
私は開幕投手になってほしいと思っている。
札幌ドームの天井が拍手と歓声で破れそう。
シンクタンクの試算によれば、経済効果は50〜60億円らしい。
見積もりが低すぎる。
このところ元気のない「すすきの」だって輝きを取り戻せるかもしれない。

⇒2010年11月6日「斎藤佑樹エースナンバー18番で開幕投手へ」はこちら。

それにしても・・・。
2006年夏の甲子園大会の決勝戦、早稲田実業・斎藤佑樹と駒大苫小牧高校・田中将大の2日間にわたる死闘は高校野球史上に残る名勝負だった。
再試合で斎藤佑樹は9回を投げ抜いて優勝投手になった。
最後の打者は田中将大。
豪快なスイングで三振に打ち取られた。
両雄、持てる力を出し尽くした。

田中将大投手は東北楽天ゴールデンイーグルス。
来季の推定年俸は2億円。
同学年の二人の投げ合いはナンバーワンの人気カードになる。
札幌そして北海道のプロ野球ファンはどちらを応援する?
これはかなり悩ましいぞっ!

⇒2010年11月6日「公家の斎藤佑樹と武士の沢村拓一…セ・パ交流戦対決」はこちら。

本題。
ところで、私が改めて感心したことがある。
斎藤佑樹は正式契約を済ませ、学生服姿で会見に臨んだ。
これまでを振り返っても、これほどまでに「詰襟」の似合う学生をどうしても思い浮かべられない。
学生服そのものが彼のために考案されたのでないかと・・・。
妻に話したら、深くうなずいた。
それと、学生帽も似合う。

私はふと思った。
日本プロ野球界の約束事というか取り決めは当然存在するだろう。
それは置いておき、斎藤佑樹に日本ハムファイターズの通常のユニフォームを着せるのはもったいない。
彼専用にあつらえたオリジナルを着せてほしい。
詰襟学生服と学生帽のイメージを大切にした「斎藤佑樹バージョン」。
むろん、黒。
そして、エースナンバー「18」を背負う。

私は斎藤佑樹の雄姿を思い浮かべるだけで熱くなる。
プロ野球界全体が盛りあがるのだから、固いことを言わずにぜひ実現すべき。
知恵を絞れば何とかなる。

斎藤佑樹だけを特別扱いすることはできない?
ならば、セ・パ各6球団、その年の入団選手1名に限り特別措置を認めたら…。
それくらいの遊び心、そしてファンサービスがあってもよい。

⇒2010年11月12日「沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…」はこちら。

プロ野球は大勢に愛され支持されてこその商売である。

⇒2010年11月3日「早慶優勝決定戦、斎藤佑樹と大石達也は登板?」はこちら。

⇒2010年11月14日「東海大・菅野智之は巨人、興南・島袋洋奨は中央大」はこちら。

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