フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが中国・北京でまもなく始まる。
シーズン前半の世界一を決める大会。

日本勢は過去最多の6選手が進出。
女子の3選手出場は6度目だが、男子の3選手出場は初めて。
男子は「史上最強」との呼び声が高い。

日本勢は全員がこの大会での初優勝を目指し、きのう公式練習を行った。
6選手が勝ちあがったグランプリ(GP)シリーズは予選。
決勝戦の緊張はそれとは別次元。
日本勢に限らず、皆一様に表情が硬い。

実は、練習中にアクシデントが起こった。
高橋大輔が小塚崇彦と激突し、右足と尻を強打した。
幸い大事に至らなかったが、ちょっと心配。
このとき高橋大輔のフリーの曲がかかっており、小塚崇彦は平謝り。
本人は集中しているので、周囲の選手が気をつけなくてならない。
高橋大輔は、本番で決めれば世界初となる「4回転フリップ」にフリーで挑戦するようだ。
ということは、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)への出場、そして勝利を見据えている。
ついに気持ちが固まったか。
北京で前向きな発言が飛び出した。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

小塚崇彦はやや下降気味か。
2大会を圧勝したコンディションに及ばないようだ。
今季、滑りが格段に進化した。

⇒2010年11月28日「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」はこちら。

織田信成は最高の仕上がり。
ジャンプがとくに好調。
予選2大会ともにショートプログラム(SP)で首位に立ちながらフリーで崩れ、悔しい思いを味わった。
その雪辱を誓う。

昨年2位の安藤美姫(1位はキム・ヨナ)は、ロシア大会で痛々しかったテーピングが取れる。
とはいえ、コルセットはまだ外せない。
ジャンプは好調をキープしている。
ファイナル直前にSPの曲の変更を決めた。
腰痛を抱えて演技することのリスクを考慮した結果か。
2大会ともにフリーで逆転して1位になった。
そこで、SPで安定した得点を取りにいく。
となると、本人は否定したが、金メダルへの並々ならぬ思いがあるのでは…。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

昨年3位の鈴木明子は着実に演技を磨いてきた。
16歳の村上佳菜子は元気いっぱい。
この子は、15歳の浅田真央が獲得した金メダルを強烈に意識しているはずだ。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

男女ともに6選手のうち、日本勢がそれぞれ3選手を占める。
男子は高橋大輔か小塚崇彦が金メダル。
ジャンプで大きな失敗がないかぎり高橋大輔。
織田信成がパトリック・チャンを抑えれば、表彰台を独占。

女子は安藤美姫か村上佳菜子が金メダル。
実力で安藤美姫、勢いで村上佳菜子。
鈴木明子がカロリナ・コストナーを抑えれば、表彰台を独占。

6選手全員メダルの快挙も・・・。

テレビ朝日では、金曜日に男女ショートプログラム(SP)、土曜日に男女フリースケーティング、そして日曜日にエキシビションを放送する。

◆書き加え1(12月10日)

私は仕事に追われて難しいと思ったが、放送を見てしまった。
音声を聞くだけでなく、手を止めて画面に釘付けになった。
たったいまショートプログラム(SP)が終わった。

織田信成はやはり絶好調、ほぼ完璧の演技で1位。
高橋大輔は得意のステップでまさかのミスが出て3位。
演技を終えた瞬間、ペロッと舌を出した。
点数をもらいすぎと語ったのには驚いた。
小塚崇彦は無難に滑ったものの4位。
調子が悪いのか、失敗を避けるのに精いっぱい?
パトリック・チャンは出来がよくて2位。
小塚を除く3選手が80点台の高得点。
小塚から織田まで9点差以内。
織田はフリーが課題。

鈴木明子はきわめて安定した演技で4位。
村上佳菜子はパーソナルベスト更新で3位。
顔がこわばり、がちがちの緊張感が伝わってきた。
本人によれば、足が震えていた。
演技が終わってほっとしたのだろう。
得点の表示を待つ間、ティッシュペーパーで思い切り鼻をかんだ。
その映像と音声(?)が会場に流れていたようで、観客が沸いた。
かわいいこと。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)へ向け、浅田真央が受け止めてきた重圧の何分の1かを背負っていくことになろう。
安藤美姫は好調だったジャンプにミスが出るなどして5位。
まさかの出遅れ。
波の激しさをなかなか克服できない。
曲の変更は迷いの現れだったのかもしれない。
本人によれば、リラックスしすぎて乗っていけなかった。
ゆったりとした曲調がかえって緊張を高めたのでは…。
カロリナ・コストナーは出来がよくて2位。
アリッサ・シズニーは得意のスピンに加え、ジャンプの出来がよくて1位。
スケーティングのやわらかな美しさが際立っていた。
鈴木と安藤を除く3選手が60点台。
安藤からアリッサ・シズナーまで14点差以内。
女子は表彰台の独占が消えた?

私は、あすのフリーが楽しみだ。
織田信成に金メダルを取ってもらいたい。
きょうみたいな演技ができれば大丈夫。
が、感情の起伏が激しいのが気がかり。

男子は、冒険をしなければ高橋大輔が逆転優勝か。
小塚崇彦にも可能性は残されている。

女子は、軽快な村上佳菜子が逆転優勝か。
滑るたびによくなっている。
また、安藤美姫はどこまで巻き返すか。
このまま終わると精神的なダメージが残る。

きょうは忘年会のところが多くて視聴率はそれほど伸びないはずだが、あすは爆発しそう・・・。

◆書き加え2(12月10日)

フィギュアスケート界。
私は、日本女子の力が落ちたと思わない。
むしろ年々伸びている。

かたや、日本男子の力は劇的に伸びている。
日本女子と肩を並べた。
あくまで現時点に限れば、上回っているかもしれない。
日本男子の充実振りは素晴らしい。

以下に、「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」と題する2010年11月28日のブログを収める。

                      ◇◆◇

けさのブログ「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」に続いて…。
浅田真央は、大学(中京大)が同じ、コーチ(佐藤信夫)が同じ小塚崇彦としばしば一緒に練習するらしい。
二人は「切磋琢磨」が望める環境に身を置いている。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

さて、その小塚崇彦が浅田真央などとともにグランプリ(GP)シリーズ「フランス大会」に出場した。
中国大会ではショートプログラム(SP)もフリースケーティングも1位の完勝だった。
その勢いに乗り、やはりSPもフリーも1位。
自己ベストを大幅に更新、2位の選手に20点近い得点差をつけて圧勝!
危なげなくグランプリ(GP)ファイナルへ進出。

小塚崇彦は2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で4回転ジャンプを決めた。
佐藤信夫コーチから長らく指導を受けてきたスケーティングは至って滑らかである。
今後は技術に加えて「表現」に磨きをかけていくことになろう。
すでにテクニックは一流の域に達しているが、観客へアピールする“何か”が足りない。
高橋大輔と比べて印象に残りにくく、国民の人気がいま一つ盛りあがらない理由だろう。
小塚崇彦が解決すべき大きな課題では…。

自分の持ち味を尖らせ、「小塚崇彦ならこれ」という代名詞をぜひとも生み出したい。
何で魅了するか、分かりやすさはきわめて大事。
それと「演技力」ということになるはずだが、これもさまざま要素の積み重ねである。
簡単に高められない。
浅田真央に限らず、小塚崇彦も苦闘の真っ只中にいる(一流選手は全員)。

素人の意見だが、小塚崇彦は表情の特訓が必要でないか。
「男は愛嬌」の時代に、それがあまり感じられない。
これも広い意味での演技力に含まれよう。
非常に損をしていると思った。
笑顔専門家の指導を受けることを勧める。
あれは顔面の筋肉を再構築するようだ。

日本代表クラスの男子選手のなかで顔の“整い方”は一番。
フランス大会では「イケメン」というパネルを掲げる若い女性ファンがいた。
私もそう感じた。
小塚崇彦は演技も表情も総じて淡々としている。
もったいない・・・。

私たちが考えるより、表情が人の動きに与える影響は大きい。
行動や動作、仕種(しぐさ)を変える力がある。
小塚崇彦は表情を含めた全身で喜びを表現したい。
表情を含めた全身で歓喜を爆発させたい。

国際レベルの大会で、選手が会場全体を巻き込むことにより審判員が採点を変えると思えない。
しかし、興奮まして熱狂の渦に包まれると、圧力になるのは間違いない。
観客を味方につけるうえでチャーミングな笑顔は不可欠だ。

私は営業再建一筋のコンサルタントである。
幸い指導するのは「ソリューションセールス」なので愛嬌は必須でないが、持っていて悪いことはない。
相手に好かれるので商談を有利に進められる。
そして、私自身も和田創研の代表として営業活動を行ってきた。
これまでに顧客からもっとも言われたのは「愛想がない」である。
愛嬌と愛想はニュアンスが異なるが、似たようなものだ。
これしきのことを克服できないまま還暦前年に至った。
まあ、他人をとやかく言うのはたやすい。

                       ◇

小塚崇彦は、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で男子のエースに育っているのでは…。
女子の浅田真央と合わせ、フィギュアスケート王国の二枚看板。

日本勢全員を応援する私がとくに力が入るのは高橋大輔である。
が、年齢的に微妙…。
むろんそれを乗り越えてほしいと思っているが、本人もその辺りはいくらか気にかけている様子。
どうなるか?

もっとも、こんな心配ができること自体、フィギュアスケートファンとしてこの上ない贅沢である。
選手と指導者、関係者の尽力に感謝したい。

                       ◇

フランス大会(最終戦)が終わり、カナダ大会(第2戦)もアメリカ大会(第4戦)も2位の織田信成は、12月9日から中国で開催されるGPファイナルの出場が確定した。
NHK杯(開幕戦)もアメリカ大会も優勝の高橋大輔は早々と決定した。
こちらは余裕。

結局、顔ぶれはバンクーバーオリンピックと同じ。
出場6選手のうち、日本勢が3人を占める。
女子と同じで立派だ。

Copyright (c)2010 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!