以前のブログ「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」で、私は次のように締め括った。

アスリートは私たちに素晴らしい感動を与えてくれる。
感謝の気持ちを忘れないことだ。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

これに少し書き足したくなった。

北海道・富良野に在住する人気脚本家・倉本聰(聡)が語った言葉は非常に印象的だった。
相手は、サッカーワールドカップ(W杯)でサムライブルーを率いて戦い終えた岡田武史監督。
「役者はスポーツ選手の感動にどうしても負けちゃう。かいた汗の量が違うからかなぁ…」(言葉はうろ覚え)。
鋭い指摘だ。
岡田武史監督に対するねぎらいでもあり、賛辞でもあった。
心憎い配慮といえる。

むろん、演劇なども感動を与えてくれるだろう。
しかし、スポーツ競技の極限の感動に叶わない。
私もそう思う。

2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)で荒川静香が金メダルを獲得した。
前評判が決して高くなかったので驚きが大きく、したがって喜びもひとしおだった。
また、私がそれまでに見たなかでもっともエレガントなスケーティングだった。
私は魅せられ、すっかり感動してしまった。

代表選手は多くの汗をかいている。
人知れず涙を流しているかもしれない。

ところで、浅田真央。
私が応援しているせいもあろうが、彼女は負けても大きな感動を与えてくれる数少ないアスリートである。
格別の存在。

                       ◇

きのうから中国・北京でグランプリ(GP)ファイナルが行われている。
日本勢は過去最多の6選手が出場。
この成績は、来年3月に東京・代々木で開かれる2011年世界フィギュアスケート選手権の代表選考の有力な判断材料になる。
今季調整中の浅田真央に精神的な焦りが出なければよいが・・・。

うん?
冷静に考えると、前年の世界女王は無条件で出場できてもよさそうだ。
どうなのか・・・。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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