私は約半世紀ぶりに「NHK紅白歌合戦」を見ようと思っている。
といっても来年3月まで新講演テーマ(演題)のコンテンツの作成がピークに達しており、書斎のテレビをつけっ放しにするくくらい。
雑用のない年末年始は仕事がもっともはかどる時期であり、多忙を極める。
紅白は、ところどころ音声を聞きながら、まれに画面を眺める。

私が興味を持ったのは、紅組の司会者が「松下奈緒」に決まったから…。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に完全に嵌まってしまった。
過去の朝ドラで一度も経験していない。
極貧のなかで漫画に打ち込む夫とそれを支えた妻の様子は、私の結婚後の生活をそっくり再現しているようだった。
私は収入のないフリーランスのプランナーであり、狭い借家(大家とシェア)に暮らしていた。
収入は水木しげる(武良茂)よりいくらかまし、住環境はそれよりはるかにひどかった。
原案となった自伝「ゲゲゲの女房」の著者・武良布枝が長身であり、オーディションなしに松下奈緒がヒロインに起用された。
私は美しさに虜になった。

ところで、私は「第61回 NHK紅白歌合戦」の公式サイトを覗いた。
出演者は、私が曲をぼんやりと思い出すこともできない歌手のほうが多い。
名前を含めて皆目分からない歌手も…。

私がびっくりしたのは、紅白の関連番組が多いこと。
黙っていても国民が見てくれる時代はとうに終わっていた。
ネットで調べたら、私が見た直江津小学校高学年の頃は平均視聴率が80パーセントを超えていた。
現在では40パーセントを保つのが大変なようだ。
NHKは紅白歌合戦に対する関心と期待を盛りあげていくために趣向を凝らしたさまざまな番組を仕込んでいた。

12月上旬〜12月31日は「わたし&紅白歌合戦」。
著名人が記憶に残る紅白の名場面、大好きな歌手への思いを語るミニ番組。

12月19日、23日、29日、30日は「紅白フラッシュ」。
各10分〜15分で紅白の見どころを紹介する応援番組。
司会者や出場歌手へのインタビュー、NHKホールでの準備風景など。

12月21日は「もうすぐ紅白!予習スペシャル」。
紅白を存分に楽しむための生放送のバラエティー番組。
AKB48が大御所の素顔や名曲誕生の逸話などをクイズ形式で学習。

12月24日は「金曜バラエティー 紅白スペシャル」。
出場歌手が紅白にかける意気込みを語る。

12月27日は「あさイチ 大公開!あなたの知らない紅白(仮)」
視聴者が選んだ「思い出の紅白名シーン」「ここが知りたい・紅白の舞台裏」などを紹介。

12月30日は「紅白序章〜歌手たちの30日間〜」。
本番を翌日に控え、出場歌手の緊張を映し出すドキュメンタリー。
話題の歌手については、出場決定からリハーサルまで密着取材。

12月31日は「スタジオパーク 大みそかスペシャル」。
12月31日はさらに「いよいよ今夜!紅白最新情報」。
本番前のNHKホールからリハーサルなどの様子を紹介。

以上、NHK総合テレビに限った紅白関連番組。
凄まじい本数である。

余談…。
私の世代はたいてい「加山雄三」を知っている。
「若大将50年」にちなみ(?)、出場するらしい。
それと、これも驚いたが、過去に3回、白組の司会をやっていた。
坂本九も2回。

                       ◇

「NHK紅白歌合戦」について、ウィキペディアに大変興味深い事柄が記されていた。

第二次世界大戦終結直後の1945年大晦日に「紅白音楽試合」というラジオ番組が放送された。
GHQが「合戦」という表現に難色を示したため、「試合」という名称に改められた。
歌手以外も出場した。
また、戦時童謡は歌詞に変更が加えられた。
「紅白歌合戦」の事実上の第1回の放送である。

これが大好評を博し、約5年後の1951年正月に「紅白歌合戦」が放送された。
第1回。
昭和26年のことであり、私が生まれた年。
知らなかった…。

第3回(1953年)ではテレビの実験放送が行われた。
第4回は同年の12月31日に放送された。
これ以降、今日の大晦日放送が定着した。
また、第24回(1973年)以降、会場は渋谷のNHKホールに固定された。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」と松下奈緒に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。

⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

⇒2010年8月30日「職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。

⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。

⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。

⇒2010年9月6日「水木しげる、復活へのノロシ…スランプ脱出」はこちら。

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⇒2010年9月18日「紅白司会は松下奈緒と福山雅治? 向井理?」はこちら。

⇒2010年9月19日「大杉漣プロフィール…小松島中学・城北高校出身」はこちら。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

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⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

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⇒2010年9月26日「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(全記事)」はこちら。

⇒2010年9月27日「涙にくれた一日・・・『ゲゲゲの女房』完結」はこちら。

⇒2010年9月28日「松下奈緒が『ゲゲゲの女房』を振り返った」はこちら。

⇒2010年9月29日「松下奈緒と向井理、ゲゲゲの女房の演技に思う」はこちら。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

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