大みそか恒例「第61回NHK紅白歌合戦」が東京・渋谷のNHKホールで行われた。
男子プロゴルフの石川遼が開会宣言。
私は直江津小学校の高学年以来、約半世紀ぶりに紅白歌合戦を楽しんだ。
といっても書斎のテレビをつけっ放しにしているだけで、画面はめったに見ない。
番組のごく一部なら中学生か高校生くらいまで見たかもしれない。
それでも40年以上は紅白歌合戦から遠ざかっていたことになる。
私は、初めて聞く曲のほうがずっと多い。
名前を知らない歌手のほうが多い。
老いを痛感させられた。
さて、紅組司会はNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でヒロインを務めた松下奈緒。
白組司会は嵐の5人組。
向かって右側に嵐が並び、左側に松下奈緒が立つ。
松下奈緒は端っこにたたずむようで、ステージでのバランスが悪かった。
私は嵐が交代で一人ずつ出てくるのが基本と思い込んでいた。
松下奈緒は印象が地味だ。
出演者(歌手)を引き立てるのが仕事などと考えず、思い切って目立ってほしかった。
もともと話題性で彼女を選んだのだから、企画・制作スタッフは派手な衣装や演出を志向すべき。
ヘアスタイルやメイクを含め、思い切りドレスアップした松下奈緒を期待していた。
表現が適切でないが、六本木辺りの高級キャバクラのホステスが金曜日の夜に装うイメージ…。
⇒2010年12月26日「松下奈緒…第61回NHK紅白歌合戦紅組司会」はこちら。
ところで、松下奈緒が一人で嵐と戦うのはかわいそうと、「ゲゲゲの女房」で夫を演じた向井理、実の両親を演じた大杉漣と古手川祐子が応援に駆けつけた。
「ゲゲゲの家族」の感動の再会なのに、4人がステージに突っ立っている。
何らかの演出を施せなかったか。
これでは単なる顔見せ。
ゲスト審査員にこの朝ドラの原案となった自伝「ゲゲゲの女房」を著した武良布枝(村井布美枝)が選ばれた。
⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。
司会はどこかに映し出された原稿(?)を見ながらしゃべっているのか。
昔はそらんじていたせいか、自分の言葉としてこなれていたように思う。
したがって、司会が会場全体を見渡し、視線が自由に移動していた。
私は棒読みが気になった。
⇒2010年12月25日「松下奈緒の謎、目と表情に違和感…紅白司会」はこちら。
私は嵐をまったく知らない。
彼らが白組の出場歌手を兼ねることも…。
バランスを取る狙いがあったのか、松下奈緒が「ゲゲゲの女房」の主題歌、いきものがかりの「ありがとう」をピアノで弾いた。
演奏は得意でなく本職か。
その流れを引き継いで「いきものがかり」が登場。
ボーカルの吉岡聖恵がしっかりと歌い上げた。
歌詞が明瞭だった。
⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。
紅組の出場歌手の川中美幸。
彼女は朝ドラ「てっぱん」に出演している。
そこで、ヒロインを務める滝本美織、さらに富司純子と赤井英和が応援に駆けつけた。
私がひょっとしたらと思っていた振付師の近藤良平は登場しなかった。
てっぱんダンスのパフォーマンスもなし。
⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。
北島三郎は懐かしい。
私は昔、八王子市暁町に自宅があった。
すぐそばに北島御殿。
森進一も懐かしい。
私はわりと長く渋谷区松涛(松濤)で暮らした。
自宅から徒歩1〜2分の昔ながらの喫茶店で、森進一は森昌子とお茶を飲んでいた。
当時は夫婦。
私は狭い店内でテーブルが隣だったこともある。
アイドルグループ「AKB48」は集団(?)で登場。
他の出場歌手のバックダンサー(?)も務めた。
人数を数えきれない。
私は数十年振りの紅白歌合戦だったが、拍子抜けした。
イベント的な要素が大きく、盛り上がりが凄かったように記憶している。
なのに「NHK紅白歌番組」だった。
視聴者に歌をじっくりと聞かせる狙いなのかもしれないが、ならば中途半端なゲストはいらない。
見る側はもちろん出る側もストレスが残る。
昔は勝つための作戦や工夫が楽しみの一つだった。
対決色が後退し、面白さが消えていた。
“合戦”と名乗るからには高揚や興奮がほしい。
余談…。
「ゲゲゲの女房」は総集編に適さないのでなかろうか。
この朝ドラは全体を通して見ないと、よさが分かりにくい。
回が重なるにつれて感動が膨らんでいく。
原案が半生の自伝なので…。
⇒2010年6月12日「松下奈緒『ゲゲゲの女房』人気シーン」はこちら。
かたや、「てっぱん」は総集編が適するのでなかろうか。
この朝ドラはサプライズや泣かせどころがふんだんに設けられており、凝縮すると面白さが増す。
⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。
⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。
⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。
◆書き加え1(1月2日)
「第61回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率が判明した(ビデオリサーチ調べ)。
関東地区は前半35.7パーセント、後半41.7パーセント。
関西地区は前半37.1パーセント、後半42.5パーセント。
名古屋地区は前半40.4パーセント、後半48.1パーセント。
まずまずの数字か…。
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男子プロゴルフの石川遼が開会宣言。
私は直江津小学校の高学年以来、約半世紀ぶりに紅白歌合戦を楽しんだ。
といっても書斎のテレビをつけっ放しにしているだけで、画面はめったに見ない。
番組のごく一部なら中学生か高校生くらいまで見たかもしれない。
それでも40年以上は紅白歌合戦から遠ざかっていたことになる。
私は、初めて聞く曲のほうがずっと多い。
名前を知らない歌手のほうが多い。
老いを痛感させられた。
さて、紅組司会はNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でヒロインを務めた松下奈緒。
白組司会は嵐の5人組。
向かって右側に嵐が並び、左側に松下奈緒が立つ。
松下奈緒は端っこにたたずむようで、ステージでのバランスが悪かった。
私は嵐が交代で一人ずつ出てくるのが基本と思い込んでいた。
松下奈緒は印象が地味だ。
出演者(歌手)を引き立てるのが仕事などと考えず、思い切って目立ってほしかった。
もともと話題性で彼女を選んだのだから、企画・制作スタッフは派手な衣装や演出を志向すべき。
ヘアスタイルやメイクを含め、思い切りドレスアップした松下奈緒を期待していた。
表現が適切でないが、六本木辺りの高級キャバクラのホステスが金曜日の夜に装うイメージ…。
⇒2010年12月26日「松下奈緒…第61回NHK紅白歌合戦紅組司会」はこちら。
ところで、松下奈緒が一人で嵐と戦うのはかわいそうと、「ゲゲゲの女房」で夫を演じた向井理、実の両親を演じた大杉漣と古手川祐子が応援に駆けつけた。
「ゲゲゲの家族」の感動の再会なのに、4人がステージに突っ立っている。
何らかの演出を施せなかったか。
これでは単なる顔見せ。
ゲスト審査員にこの朝ドラの原案となった自伝「ゲゲゲの女房」を著した武良布枝(村井布美枝)が選ばれた。
⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。
司会はどこかに映し出された原稿(?)を見ながらしゃべっているのか。
昔はそらんじていたせいか、自分の言葉としてこなれていたように思う。
したがって、司会が会場全体を見渡し、視線が自由に移動していた。
私は棒読みが気になった。
⇒2010年12月25日「松下奈緒の謎、目と表情に違和感…紅白司会」はこちら。
私は嵐をまったく知らない。
彼らが白組の出場歌手を兼ねることも…。
バランスを取る狙いがあったのか、松下奈緒が「ゲゲゲの女房」の主題歌、いきものがかりの「ありがとう」をピアノで弾いた。
演奏は得意でなく本職か。
その流れを引き継いで「いきものがかり」が登場。
ボーカルの吉岡聖恵がしっかりと歌い上げた。
歌詞が明瞭だった。
⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。
紅組の出場歌手の川中美幸。
彼女は朝ドラ「てっぱん」に出演している。
そこで、ヒロインを務める滝本美織、さらに富司純子と赤井英和が応援に駆けつけた。
私がひょっとしたらと思っていた振付師の近藤良平は登場しなかった。
てっぱんダンスのパフォーマンスもなし。
⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。
北島三郎は懐かしい。
私は昔、八王子市暁町に自宅があった。
すぐそばに北島御殿。
森進一も懐かしい。
私はわりと長く渋谷区松涛(松濤)で暮らした。
自宅から徒歩1〜2分の昔ながらの喫茶店で、森進一は森昌子とお茶を飲んでいた。
当時は夫婦。
私は狭い店内でテーブルが隣だったこともある。
アイドルグループ「AKB48」は集団(?)で登場。
他の出場歌手のバックダンサー(?)も務めた。
人数を数えきれない。
私は数十年振りの紅白歌合戦だったが、拍子抜けした。
イベント的な要素が大きく、盛り上がりが凄かったように記憶している。
なのに「NHK紅白歌番組」だった。
視聴者に歌をじっくりと聞かせる狙いなのかもしれないが、ならば中途半端なゲストはいらない。
見る側はもちろん出る側もストレスが残る。
昔は勝つための作戦や工夫が楽しみの一つだった。
対決色が後退し、面白さが消えていた。
“合戦”と名乗るからには高揚や興奮がほしい。
余談…。
「ゲゲゲの女房」は総集編に適さないのでなかろうか。
この朝ドラは全体を通して見ないと、よさが分かりにくい。
回が重なるにつれて感動が膨らんでいく。
原案が半生の自伝なので…。
⇒2010年6月12日「松下奈緒『ゲゲゲの女房』人気シーン」はこちら。
かたや、「てっぱん」は総集編が適するのでなかろうか。
この朝ドラはサプライズや泣かせどころがふんだんに設けられており、凝縮すると面白さが増す。
⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。
⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。
⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。
◆書き加え1(1月2日)
「第61回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率が判明した(ビデオリサーチ調べ)。
関東地区は前半35.7パーセント、後半41.7パーセント。
関西地区は前半37.1パーセント、後半42.5パーセント。
名古屋地区は前半40.4パーセント、後半48.1パーセント。
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