私は仕事に忙殺され、新聞やネットの情報に触れる機会もない。
社会ネタにうといが、いまではほとんど分からなくなっている。
このところフィギュアスケート女子、韓国のキム・ヨナ(金妍兒)に関する話題を聞かない。
ひょっとして2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)に出場する意欲を失ってしまったのか・・・。

ところが、そうでなかった。
日本テレビの「真相報道バンキシャ!」という番組が昨年末、キム・ヨナの近況をスクープしていた。
米国ロサンゼルスでピーター・オペガード・コーチの指導を受けながら練習する光景を隠し撮りしたのだ。
韓国では、フィギュアスケート界の暗黙のルールを破る行為だと非難の声が上がった。
が、キム・ヨナが来年3月に公開する予定の新プログラムの振り付けは捉えられていない。
日常的な滑りの訓練に留まる。
私はこの事件(?)を知らなかった。

これにより、キム・ヨナが東京・代々木で開催される「世界フィギュアスケート選手権大会2011」に出場することがはっきりした。
彼女は当然“女王の座”奪還を目指すはずだ。
昨年は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で念願の金メダルを獲得し、その後の脱力感のなかで参加した。
コンディションを整えるという以前に、気持ちを高められなかった。
会心の演技とは程遠い。

私たちは1年ぶりに世界の大舞台での二人の対決を楽しめる。
キム・ヨナは宿命のライバルと言われた浅田真央に勝つために秘策を練っているのか。
そんなことをしなくても本来の調子を出せるなら敵はいないと思っているのか。
浅田真央がキム・ヨナを意識するほどには、キム・ヨナは浅田真央を意識していない?

                       ◇

世界フィギュアスケート選手権大会。
2007年東京大会は、安藤美姫、浅田真央、キム・ヨナ。
2008年イエテボリ大会は、浅田真央、カロリーナ・コストナー、キム・ヨナ。
2009年ロサンゼルス大会は、キム・ヨナ、ジョアニー・ロシェット、安藤美姫。
2010年トリノ大会は、浅田真央、キム・ヨナ、ラウラ・レピスト。

実は、キム・ヨナだけが4年連続で表彰台に上っている。
安定度も高い。

◆書き加え1(1月27日)

午後6時台の民放で、キム・ヨナの新プログラムが判明したと報じていた。
世界選手権で演じる内容だろう。
曲目が分かったという意味なのか、振り付けが分かったという意味なのか…。
私はバタバタの状態で、確かめようもなかった。
気になるなぁ。

                      ◇◆◇

キム・ヨナと浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!