サッカーのアジア王者を決める「アジアカップ」がドーハで開催されている。
25日の準決勝、日韓戦は非常にスリリングな展開だった。
日本代表は前半戦で1対1に追いつき、そのまま後半戦を終えた。
延長戦前半で2対1と勝ち越したが、韓国代表の執念は凄まじく、後半で同点に追いつかれた。
勝負はPK戦にもつれ込んだ。
GK川島永嗣が2人を止めるなどして3−0で制し、29日の決勝へ駒を進めた。

テレビ朝日の生中継の平均視聴率は35.1パーセント、瞬間最高視聴率は40.6パーセントを記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
これは、延長を含む 175分間。
試合終了は日付をまたいだ。

私は仕事に没頭していたが、テレビをつけっ放しにしていた。
チャンスやピンチの場面で大きな声が耳に入る程度。
それでも試合の行方が気になった。
未明の午前2時とか3時とかだったように記憶している。
あれは生中継でなかったのか。
それとも私が時刻を勘違い?

決勝はきょうの深夜、24時キックオフ。
相手は6−0でウズベキスタンに大勝し、初めて決勝に進出するオーストラリア代表。
日本は2大会ぶり、最多となる4度目の優勝を目指す。
FIFA(国際サッカー連盟)ランキングでは日本が29位、オーストラリアが26位。
日本代表は通算成績で分が悪く、5勝(PK勝ち1を含む)7敗6分け。
前回のアジアカップでは準々決勝でぶつかり、1−1からPK戦で下した。

オーストラリアは5試合で日本と同じ13得点。
かたや、6失点の日本に対して1失点。
個々人の体が強く、チームの完成度も高い。
しかし、ザッケローニ監督は公式記者会見で「厳しい戦いを経て、チームは強い集団になっている」と自信をのぞかせた。
「プレーの内容で勝負したい」とも…。
が、準決勝で右足小指を骨折したMF香川真司が離脱するのは痛い。
5試合に先発し、2得点2アシストの活躍だった。
攻撃の要となるMF本田圭佑は自分に大きな期待がかかっていることを百も承知。
最優秀選手候補4人に名を連ねている。
獅子奮迅の働きを見せられるか。

日本がオーストラリアの攻撃力を封じるには、ボールを少しでも多く、少しでも長く支配するほかにない。
大舞台ではチームのまとまりのよさが大事になり、機敏力と合わせて日本が勝る。
何の根拠もないが、日本は3−1で勝つと信じたい。

決勝戦はテレビ朝日では23時54分から、NHKBS1では23時から生放送される。
視聴率はどこまで跳ねあがるだろう。
勝者は、各大陸王者で競う2013年コンフェデレーションズカップ・ブラジル大会に出場する。

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