NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
19歳の新人女優、瀧本美織がヒロイン・村上あかりを熱演した。
村上あかりが自分は養子と知るきっかけになった祖母・田中初音が暮らす大阪へ出て、二人でお好み焼き屋を開店して奮闘する物語。
単純なストーリーに荒唐無稽の出来事、そしてさまざまな登場人物のふれあいがこれでもかというくらいに盛り込まれる。
印象は、ドタバタ喜劇ならぬ「ドタバタ人情劇」。
泣かせどころの連続で、視聴率はかなり健闘した。

昨年5月24日の広島県尾道市でのロケ以来、撮影は9カ月に及んだ。
瀧本美織は制服で海に飛び込むシーンに始まり、体当たりの精神で長丁場の収録を駆け抜けた。

先だってクランクアップを迎えたとき、ヒロインを中心に出演者、スタッフが本物の家族みたいになっていた。
最後は、村上家の鉄板ガレージ(?)でお好み焼きを囲むシーンのようだ。
この朝ドラのタイトルからもオープニングからもそうなることは予想できる。
主役の瀧本美織、祖母役の富司純子(ふじ・すみこ)、育ての親役の遠藤憲一と安田成美のほか、柳沢慎吾、森田直幸、京野ことみ、遠藤要、尾美としのりが集まる。

モニターチェックが終わると同時にくす玉が割れ、紙吹雪が舞った。
セレモニーで瀧本美織はやはり号泣。
無事に務め終えた安ど感・達成感・充実感に包まれ、同時にさみしさに襲われた。
育ての母・村上真知子役の安田成美は感涙。
育ての父・村上錠役の遠藤憲一は打ち上げで初めてという、ほろっ。
曲者役が多かったのに、温かいドラマで温かい仲間に囲まれて演技を行えた、自分の役者人生のなかでも思い出に強く残る作品だったと振り返った。
ダブルヒロインと言われた田中初音役の富司純子は、瀧本美織の主演にかける情熱と意気込みをたたえ、期待を上回る頑張りをねぎらった。

予定では「てっぱん」は最終回が3月26日の放送だった。
ところが、大地震の発生により数回の放送が流れた。
どうなる?

◆書き加え1(3月26日)

このブログは、かなり前に書いた。
「てっぱん」は大震災で1週間分(6回分)の放送がずれ込み、最終回は来週土曜日になる。

井上真央がヒロイン・須藤陽子を演じる次の朝ドラ「おひさま」。
テーマ曲「ひまわり」をいただく「てっぱん」の後は、「おひさま」。
予定より1週間遅れ、4月4日に放送が始まる。

NHK朝の連続テレビ小説は昭和36年(1961年)にスタートした。
私が生まれた10年後。
50年間で83作品を数える(「てっぱん」を含む)。
当初、放送期間は半年でなく1年間だった。

私がぼんやりと記憶している作品は1964年の「うず潮」。
おそらく伊那中学校の1年生。
この作品も広島県尾道市が舞台だった。

ところで、「てっぱん」の最終回の放送日、4月2日の午後7時45分から8時57分まで、NHK総合テレビで「連続テレビ小説50年! 〜日本の朝を彩るヒロインたち〜」と題する特別番組が組まれる。
「おひさま」の前人気を高める狙いも込められている。
番組では過去の全作品が紹介される。
当然、すべてのヒロインも…。

私は放送時間の関係で、朝ドラをほとんど見られなかった。
一般的な学生や職業人は皆そうだろう。
が、懐かしい記憶が蘇ってくるかもしれない。

井上真央が出演するようだ。
瀧本美織はコメントが紹介される。
忘れずに視聴したい。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月22日「中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減」はこちら。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!