私はブログやSNSを以前は社員に、現在は家人に管理してもらっている。
先週、久し振りにライブドアの「和田創 講演講師の引き出し」の管理画面(管理ページ)を覗いて驚いた。
検索キーワードで、「浅田真央 高橋大輔」が急増しているでないか。
次いで、「高橋大輔 浅田真央」も…。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

私は何事かと思い、インターネットで調べてみた。
2011年5月12日発売の週刊誌「女性セブン」が浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜いた。
フィギュアスケート界の人気選手が交際しているとの報道である。
何せ二人は国民的人気を誇る。
ファンが氷上のビックカップル誕生かと、私のブログにもいくらか訪れたのだろう。

私は現物を読んだわけでない。
以下は、ネット上の情報による。

二人の共通の知人が登場し、世界フィギュアスケート選手権前に正式なつきあいが始まったと証言している。
「正式」という言葉が曲者。
大人同士なので隠す必要はなく、堂々と発表すればいい。
また、「知人」という言葉が曲者。
向こうが知らなくてもこちらが知っていればいい。
「正式」にも「知人」にもほとんど意味がない。

雑誌には東日本大震災のチャリティー演技会の打ち上げで二人がハグする写真が掲載されている。
公の場での出来事だろう。
珍しくもない。

3月下旬に二人が名古屋駅付近で“手つなぎデート”しているところを多くの人が目撃した。
なぜわざわざ雑踏でそんなことをしなければならないのか不思議だ。
また、なぜケータイなどで簡単に撮れるのに写真が出てこないのか不思議だ。

私はむろん真相が分からない。
つきあっているかもしれないし、つきあっていないかもしれない。
どちらでもいい。
私が驚いたのは、この程度の取材で「熱愛中」と結論づける神経である。
編集部はこれといった証拠を一つもつかんでいない。
信頼の置ける材料が見当たらないのだ。
部数激減でよくよく困っているのか・・・。
人気選手に限らず、有名人はいろいろな人とくっつけられるから気の毒である。

検索キーワードで、「浅田真央 小塚崇彦」もかなり増えていた。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

やはり、ネット上の情報による。
メールで、浅田真央が「私たち、付き合ってたことあったっけ?」と送ったら、高橋大輔が「気にしない気にしない」と返した。
これももっともらしい話だ。

以下に、「浅田真央のストイック、金妍児の自由奔放」と題する2011年5月14日のブログを収める。

                      ◇◆◇

世界フィギュアスケート選手権2011(ロシア大会)。
2連覇の期待がかかった世界女王・浅田真央と世界王者・高橋大輔は果たせなかった。
それどころか表彰台にのぼることもできない惨敗を喫した。
浅田真央は極度の不振、高橋大輔は思わぬアクシデントが響いた。

東日本大震災の影響により東京大会がロシア大会に変更された今回、私は二人に、それが難しいなら日本選手に優勝を飾ってほしいと願った。
それに見事に応えたのが絶好調を維持した安藤美姫だった。
実際には下降気味だったが、それでも安定した実力を発揮して日本に金メダルをもたらした。
彼女は自分の演技を通じて復興の思いを届けたいと語っていた。
また、エキシビションかそのアンコールで祈りを込めて滑ったモーツァルトの「レクイエム」は感動的だった。
深く美しかった。

男子は優勝を逃したものの、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)のエース・小塚崇彦がショートプログラム(SP)での厳しい順位から2位に食い込み、銀メダルをつかんだ。
私は正直、小塚崇彦がやわという印象を持っていたが、フリースケーティングの気迫に満ちた滑りに男気を感じた。
選手として技術も表現も、そして人間としても大きな成長を遂げたシーズンだった。
直後のインタビューでは、次は金メダルを目指すとあえて口にした。
日本代表の自覚が増し、たくましさが備わりつつある。
一緒に練習を行う浅田真央の影響は小さくない。

今回の世界フィギュアで私がもっとも気になったのは浅田真央の状態だった。
体が痩せすぎで、顔つきが険しい。
スケートの調子以前の問題である。
彼女にはたとえしばらくの間でも頭と心、そして体を休めながら、終了したシーズンを冷静に振り返ってもらいたい。
いくら調整中とはいえ、私はあまりにつらい姿は見たくない。

⇒2011年5月1日「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」はこちら。

素人の私が考えたところでどうにもならないことは分かっている。
だれよりも本人がもっとも考えており、それを佐藤信夫コーチなどの周囲が懸命に支えている。
それでも浅田真央がどうしたら勝てるか、つい考えてしまうのだ。
来週の土曜日にブログをアップできればと思う。

以下に、「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」と題する2010年10月26日のブログを収める。
いくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第1戦「NHK杯」。
注目・期待の浅田真央は惨敗。
彼女は人気が突出しており、会場全体が元気を失ってしまった。
テレビ画面からそれがはっきりと伝わってきた。

浅田真央は演技を終えて肩を落とし、下を向いた。
私は、彼女が落胆している様子を見て、胸が痛んだ。
どうしたら彼女が心から笑えるか、全身で喜べるかを考えてしまった。
そして、次の2本のブログをアップした。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

きょうの記事は、これらの文脈を継いでいる。

さて、浅田真央は2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)銀メダル、続いて世界フィギュアスケート選手権トリノ大会優勝。
それなのに、長らく結果を残してきた得意の「ジャンプ」を自ら否定している最中だ。
理由は、オリンピックで韓国のキム・ヨナ(金妍児)に大差で敗れて優勝を逃したこと。
名伯楽・佐藤信夫を新コーチに迎え、二人三脚で“滑り”の修正(矯正)に努めている。
しかし、すでにハイレベルに到達しており、取り組みは容易でない。
彼女もそうだが、指導者も手探りの状態だろう。
互いに迷いや不安を拭い去れないのでは…。
はたして目論みどおりに進むか、微妙。
裏目に出なければよいが・・・。

                       ◇

浅田真央はもがき苦しんでいる。
なぜなら、さらなる“高み”を目指しているからだ。
具体的には、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で表彰台の頂点に立つ。
人は挑めば、かならずしくじる。
要は、うまくいかない。

私たちは日々できそうなことでお茶を濁しており、したがってあまりしくじらない。
その代わり、これといった成果を収められず、実績を残せない。
できないことに挑戦する狂気は成功者の最大の共通点である。
が、人は挑戦すれば、かならず失敗する。
いまの浅田真央がそれだ。
正気の私は失敗しない。
還暦近くになっても2合目辺りをうろついており、いまだに頂(いただき)を垣間見ることさえできない。
なお、先の狂気を「勇気」と言い換えてもよい。

私はNHK杯をきちんと見たわけでない。
それでも、8位の浅田真央が実力で一番だと思った。
彼女と比べられる選手がいないのだ。

現時点で、ライバルは韓国のキム・ヨナ(金妍児)ただ一人。
これから村上佳菜子など国内外の若い選手が伸びてくるかもしれないが…。

浅田真央はオリンピックで金メダルを獲得することに集中したらよい。
言い換えれば、キム・ヨナを凌駕することに専念したらよい。
何せ彼女はお化けのような得点を叩き出した。
両者はきっとイコールである。

本来はライバルという言葉を用いるべきだが、あえて「敵」という言葉を使う。
浅田真央には「打倒、キム・ヨナ」という気持ちが強くあるはずだ。

浅田真央の敵はキム・ヨナだ。
ほかにいない。

キム・ヨナの敵はキム・ヨナだ。
彼女は韓国のスターであり、収入も破格である。
贅沢もできるし、遊びもできる。
もともと性格が自由奔放であり、ストイックな浅田真央と対照的。
キム・ヨナはソチオリンピックへ向けてモチベーションを高められるか、そして過酷な練習を積めるかは不明である。
いったん緩んだ状態を元に戻すのは、恐ろしく大変だろう。

万全の状態で臨むキム・ヨナは強敵、いや難敵である。
浅田真央は、従来の延長では絶対に上回れないと踏んでいる。
それゆえ、滑りの見直しを決断したはずだ。

「自己否定」は勝者の条件である。
夏季五輪(オリンピック)2大会連続金メダリストの北島康介が好例。
これまでの自分に安住せず、どん欲に進化を模索している。
そうしなくては決して勝てないことを、だれよりもよく分かっているからだ。
彼は4冠。

浅田真央に話を戻そう。
私は、自らに容赦なく“ダメ出し”する彼女を尊敬する。
まだ20歳である。
信じられない。
分野は違えど、少しでも実績を残している人なら浅田真央の偉大さは分かる。
彼女を批判しているのは実績がないどころか、行動そのものを避けたがる連中ばかりだ。
行動しか成果をもたらさないというのに…。

浅田真央の問題は、現在の必死の“取り組み”がほんとうに有効かどうかに尽きる。
フィギュアスケートに関する専門知識を持たない私には悲しいかな、その判断がつきかねる。

                       ◇

このブログで再三述べているが、コーチ体制の構築がソチオリンピックで頂点を極める決め手の一つだ。
そして、練習環境の整備も…。
浅田真央は本気で勝つ気なら、日本を離れるという選択肢もあるのでなかろうか。
真剣に検討すべきだ。

国内はあまりに雑音が多い。

◆書き加え1(2011年5月6日)

浅田真央は過去に海外に練習拠点を移したが、馴染まなかったようだ(不確か)。
その後、年齢と経験を重ね、成長を遂げた。
ソチオリンピックをにらんでもう一度検討してみることは無駄でなかろう。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月12日「金妍児、ソチオリンピック出場と優勝の可能性」はこちら。

⇒2011年5月5日「荒川静香と浅田真央、天才少女の重圧と低迷」はこちら。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

⇒2011年5月1日「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」はこちら。

⇒2011年4月30日「浅田真央、やってみないと分からない…修正途上」はこちら。

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

⇒2011年4月27日「浅田真央の純粋な狂気に学ぶ…プロ講師の心得」はこちら。

⇒2011年4月24日「世界女王・真央と五輪女王・ヨナ、プライド激突!」はこちら。

⇒2011年4月23日「キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア」はこちら。

⇒2011年4月22日「世界フィギュア2011日程…浅田真央は勝てる?」はこちら。

⇒2011年4月20日「浅田真央と井上真央、もう一人の真央」はこちら。

⇒2011年4月17日「斎藤佑樹のハラハラ、浅田真央のドキドキ…日本の至宝」はこちら。

⇒2011年4月17日「浅田真央、世界フィギュア2011延期の影響」はこちら。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年3月2日「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月26日「真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし」はこちら。

⇒2011年2月24日「浅田真央、世界フィギュアは崖っぷち」はこちら。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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