私は「キスクラ」という言葉をどこかで聞いた覚えがある。
「キャバクラ」の形態(業態)の変種か何かだろうと思っていた。
が、そうでなかった、ぞ、と・・・。

「キス・アンド・クライ」の略。
私はおそらくフィギュアスケートの放送で耳にしたのだろう。
昨今、何でもかんでも省こうとする。
暇人ほどそうした傾向が強い。

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
昭和の激動期のヒロイン・須藤陽子を、おでこがチャームポイントの井上真央がフツーに演じている。
私がこの朝ドラで感心する一つは、家庭内を含め、会話の言葉の丁寧さである。
「キス・アンド・クライ」と呼ぼう、なるべく。

これは何か?
演技を終えた選手がコーチと一緒に採点(得点)の発表を待つための小さなスペースのこと。
ここでもう一つのドラマが起こる。
主要な大会では、その様子がテレビカメラに映し出される。
選手がこちらに向かって手を振るなど、愛嬌をふりまいたりする。
このコーナーでは歓喜と失意が交錯する。
私は英語がさっぱりで、クライは失意でなく絶叫を意味するのかもしれない(不確か)。

「キス・アンド・クライ」では、ともに苦難を乗り越えてきた選手とコーチが喜びを分かち合う。
優勝が望めそうな高得点が出れば、喜びを爆発させる。
例えば、オリンピックでの荒川静香とニコライ・モロゾフコーチ、世界選手権での安藤美姫とニコライ・モロゾフコーチの接吻(キス)や抱擁(ハグ)。
そうしたシーンを眺めるのは、実にいいものだ。
私は感動を覚える。

                       ◇

念のため。
「キス・アンド・暗い」は誤り。
これだと場末のキャバクラになってしまう。
私は、血気盛んな若者に強く注意を促したい。
全国規模の実地検分を行ったわけでないが、「キスクラ」という名前の「キャバクラ」は存在しないのでは?

そうか、キャバクラも「キャバレー・クラブ」の略。
これは許せる、ぞ、と・・・。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

⇒2011年4月30日「安藤美姫、逆転世界女王!…審査員の粋な計らい」はこちら。

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

⇒2011年4月29日「安藤美姫、世界女王へガッツポーズの品格」はこちら。

⇒2011年2月25日「安藤美姫、世界王者返り咲きへ…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月22日「安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・」はこちら。

⇒2011年1月20日「安藤美姫に乗り移る金・荒川静香の優雅」はこちら。

⇒2011年1月18日「安藤美姫とニコライコーチ、ガッツポーズと涙」はこちら。

⇒2011年1月14日「安藤美姫は精神的に安定、元気と明るさが復活」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

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