台風15号が勢力を強めた。
今後は速度を増し、進路予想ではあすの午後に近畿から東海にかけて上陸する。
その後、本州を縦断しながら大雨や暴風をもたらす模様・・・。

秋雨前線の影響も加わり、雨は九州から東北まで広範囲に及ぶ。
四国、近畿、東海では猛烈な大雨が心配されている。
紀伊半島では総雨量が最大で 700ミリに達する見込み。
浸水、川の氾濫、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。
私が暮らす関東にはあすの夜にもっとも接近する。

最大の懸念は、和歌山県と奈良県にできた5つの「土砂ダム」。
いわゆる堰止湖(せきとめ湖)。
これらのなかには、「越流」が始まるものも出てこよう。
満水で決壊すれば、大規模土石流が発生する。
住民は避難しているとはいえ、水位の上昇につれて不安が極限まで高まっている。

台風15号による被害が最小限であることを、何より人命が失われないことを願う。

◆書き加え1(午後6時)

台風15号が勢力を大幅に強め、愛知県辺りに上陸する見通し(進路予想)。
すでに名古屋市では百万人以上に「避難勧告」が出された。
川の堤防が一部決壊するなどし、浸水が始まったようだ。

進路に当たる海域の水温が高く、台風は勢力をさらに強める可能性があるらしい。
唯一の救いは、これから速度が大幅に増すこと。

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