私は「秋分の日」を含めた3連休、新講演のコンテンツ作成に追われた。
とくにきのうからは一睡も取っていない。
締め切りがきょうの深夜。
が、1度目の仕上げにすぎない。
あらかじめ複数回の開催が決定しており、2度目の仕上げは年明け。
さらに、もう2〜3度の仕上げを経て再来年には完成?
執念がすべて。
私はこの作業に膨大な時間がかかり、パソコンの画面を見る目がかすむ。
年齢的にも「白内障」が案じられる。

・・・還暦男がこれまでの人生を振り返り、実感するのは「千里の道も一歩のまま」。
書斎の壁に貼った「千里の道も一歩から」の毛筆がむなしい。

                       ◇

旅の「無料情報誌」が先ごろ送られてきた。
私は実際に行く時間がない。
仕事に疲れたときにページをパラパラめくったら、旅行価格が一段と下落(正確には暴落・崩壊)していた。
人気の観光地の人気の旅館やホテルでさえ目を疑う料金!
業者は火の車か。
そして、そのツケは国民にかならず回ってくる。

背景は、私たちの所得水準が大幅に低下したこと。
それに加え、有名地への海外旅行でもどうかすると国内旅行よりも手頃になっていること。
旅行業界は“生き残り競争”がし烈で、疲弊が深刻だ・・・。
それは日本経済・国民経済の姿でもある。

                       ◇

私たちは今日、楽しみたい時期に楽しみたい場所で楽しみたいスタイルで旅行や観光、レジャーに“格安”で出かけられる。

“プチ富裕層”程度で別荘はもちろん「リゾート会員権」を持つことにほとんど意味がなくなった。
どちらも「ステータス」になることは確かだ。
とくに別荘では自分のお気に入りの自然や空間のなかで掛け替えのない時間を心ゆくまで過ごせる。
それも家族や気の合う仲間と…。
別荘派にとり最大の魅力だろう。
が、年間数十日は滞在しないともったいない。

もっとも、「もったいない」という感覚が、私のような貧しい人間に特有の発想なのかもしれない・・・。
金持ちは無関係?

                      ◇◆◇

旅館・ホテルの宿泊料金の低下、旅行業界の苦境・危機に関するブログは以下のとおり。

⇒2009年11月18日「販売手数料廃止、旅行代理店消滅へ」はこちら。

⇒2010年3月21日「料理自慢の名門旅館が素泊まり歓迎へ」はこちら。

⇒2010年10月4日「JTB・近ツリ・日本旅行はリストラ、賃下げ、年金減額を加速」はこちら。

⇒2010年10月5日「就職人気1位JTBほか旅行会社は凋落が不可避」はこちら。

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