NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
きょうから放送がスタートする。
このドラマは、世界的なファッションデザイナーのコシノ三姉妹(ヒロコ・ジュンコ・ミチコ)を女手一つで育てあげた小篠綾子(故人)をモデルにしている。
大阪・岸和田を舞台に、大正生まれの「大阪のおかあちゃん」の波瀾万丈な人生を描く。

そのヒロイン・小原糸子役を射止めたのが「尾野真千子」。
朝ドラは10代の新人女優の登竜門というイメージが強い。
が、「カーネーション」では主演は10歳前後の子ども時代を除き、10代から50代までを務めなくてならない。
そこで、20〜30歳を中心にオーディションが行われ、1850人の応募があった。

尾野真千子はこれまでに「ほんまもん」などの朝ドラオーディションを3度受けた。
毎回自信を持っていたが、実際には落ちつづけた。
そろそろ年齢的にも朝ドラヒロインは厳しい…。
そう思っていたが、4度目の正直。
所属事務所から合格の一報を聞いた買い物中のスーパーマーケットで号泣・・・。
朝ドラ主演は一番の「親孝行」になると考えていたとのことで、報告の電話をかけて家族全員で号泣・・・。
ついに長年の夢を叶えた。
おめでとう。

尾野真千子は奈良・西吉野村(現五條市)出身で関西弁に問題がない。
パワフルに生きたヒロイン・小原糸子をエンジン全開モードで演じ切ることだろう。

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尾野真千子は中学時代に学校で掃除中に映画監督河瀬直美の目にとまった。
そして1997年、映画「萌(もえ)の朱雀(すざく)」に主演でデビューした。
2007年、やはり同監督で主演した「殯(もがり)の森」が第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。
尾野真千子はNHKの大河ドラマ「義経」や土曜ドラマ「外事警察」など、出演実績が豊富だ。
また、日本テレビ「Mother」やTBS「MM9」など、幅広い役どころが可能。

NHKは井上真央に続き、ヒロインに女優歴10年以上の実力派を起用した。
視聴率を強烈に意識した結果か。
「おひさま」同様、「カーネーション」でもあの手この手の番宣(番組宣伝)を仕込むことだろう。

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尾野真千子と朝ドラ「カーネーション」に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年10月1日「おひさま井上真央からカーネーション尾野真千子へ…視聴率20%超連発」はこちら。

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