10月11日のブログ「リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる」の続き。
これは、だいぶ前の書き溜め記事をアップした。
結論を述べれば、リゾート会員権に手を出すべきでない。

⇒2011年10月11日「リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる」はこちら。

さて、9月28日深夜、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」でリゾート会員権の人気が取りあげられた。
私はとても意外だった。

が、歴史的な円高を背景に、日本のシニア層などが海外のリゾート会員権の購入に動いているとのことだった。
なるほど・・・。
ならば、まったく理解できないわけでもない。

WBSで紹介されたのは、ハワイ州都・ホノルルの中心部?(ワイキキビーチの近く?)の別荘をタイムシェアするものだった(不確か)。
「ヒルトン・グランド・バケーション・クラブ」。

同社は既存のホテルを買い取り、それなりに豪華な内装を施したうえでリゾート会員権として販売している。
新築と異なり、資金負担が小さい。
そのうえ資金回収が即座に行える。
事業者にとりいいこと尽くめである。

リゾート会員権は不動産として登記されるので、相続や売却が可能だ。
しかし、購入者にとり他人への譲渡が難しいため、資産の運用にはなりにくい。
また、管理費を毎年徴収される。

こうした「タイムシェア」は、高級感のあるリゾート物件を“週単位”で所有するバケーション・スタイルとして世界的にかなり普及している。
物件には、ホテルやコンドミニアムのほか、山小屋や豪邸、クルーズ客船やヨットなどが含まれる。
有名なリゾート地が中心。
しかも、異なる地域や施設との交換利用も可能なようだ(不確か)。

が、確約(保証)されているのは、毎年同じ時期(週)に同じ場所(地)で同じホテル(部屋)に宿泊する権利だろう。
ハワイは常夏だが…。
格安・激安の海外旅行がどんどん登場している昨今、行動を束縛されるリゾート会員権をあえて購入するメリットはほとんど見つからない。
仮に毎年何が何でも権利を行使したとして、それでもなお自由なハワイツアーと比べて相当な割高になる?
購入者は「ハワイ」や「リゾート」という響き、そして「ヒルトン」や「別荘」というステータスに酔っているのか。

⇒2011年10月11日「リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる」はこちら。

カネが余っている富裕層が購入しているはずだから、こちらがとやかく言うことはない?
貧乏人のやっかみかなぁ。

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