フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)2011。
先日、第4戦「NHK杯」が北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われた。

私は多忙と体調悪化でブログ更新の時間を取れない。
読者が気の毒に思ったのか、私に代わって記事を書いてくれた。
「Sala」氏(女性)。
私の「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」などの記事に呼応する形で、彼女自身の考えを綴っている。

⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。

私はテレビをつけっ放しにしているにすぎない。
仕事の締め切りに追われ、ろくに見られない。
大好きなフィギュアスケートの国際大会でも同じ。
しかも、たいてい生中継でなく、ダイジェストの再放送やスポーツニュースが中心。
視聴がきわめていい加減であり、したがってブログ記事はもっといい加減である。

Sala氏は実際に会場(アイスリンク)へ足を運び、競技(演技)を目の当たりにした。
フィギュアスケートに寄せる情熱が私とは比べものにならない。
したがって、内容も深い、鋭い。
以下に紹介しよう(ほぼ原文)。

                      ◇◆◇

お久しぶりです
以前、福島の原発がらみの記事に反応して、メールをさせていただいたSalaです。
その後、私のメールについて取り上げてくださってありがとうございました。

きょうは、フィギュアのお話。

先日のNHK杯、札幌の会場で土日(女子FS/男子SP・FS)を観戦してきました。
和田さんが書かれていたとおり、高橋選手の進化が早くも評価に表れた結果となりました。
ほんとうに会場の空気を支配する彼の存在感には脱帽でした。
しかも、彼は決してそれを意識してやっているのではありません。
ひたすら自分の作品を、自分にとって極上の出来に仕上げることに専念しているだけ…。
だからこその魅力だと思いました。

EXでは恒例の「豊の部屋」が放送されたのですが(BS1)、ご覧になりましたか?
今回は高橋君と小塚君が一緒に呼ばれて話をしていました。

アナウンサーが小塚君に高橋君との点差について、はっきり質問したときのこと。
「ここまで離されると思ってなかったんじゃないですか? 自分のほうが上くらいに思ってこの大会に臨んだのでは?」。
小塚君は自分はまだまだだと、高橋選手の存在感などに触れました。
このコーナー全体が“高橋讃歌”の色に染められていこうとしたとき、小塚君の横で聞いていた高橋君がすかさず割って入りました。
小塚君の体力、4回転ジャンプの確率、ステップの巧さについて語りはじめ、「お互いにまだまだということで、高め合っていければいい」とその場をまとめました。

観客席からは、「大ちゃん、そんなに必死にたかちゃんを褒めなくてもいいのに…(笑)」という声も聞こえました。
改めて高橋君の性格のよさ、二人の仲のよさを感じたほほえましいコーナーとなりました。
リンクでのパフォーマンスと、オフリンクでの子犬のような人懐っこさのギャップが、彼の魅力の一つだと思いました。

NHK杯では小塚君の成長も感じられましたし、できればグランプリファイナル(GPファイナル)に行ってほしい・・・その意味であとの2大会に注目しています。

急に寒くなってきて体調を崩されているようですが、どうぞご自愛ください。

                      ◇◆◇

以上。
この記事の著作権はSala氏。

「ほんとうに会場の空気を支配する彼の存在感には脱帽でした。しかも、彼は決してそれを意識してやっているのではありません。ひたすら自分の作品を、自分にとって極上の出来に仕上げることに専念しているだけ…。だからこその魅力だと思いました。」は、ナマで観戦した人ならではの感想である。
投稿、ありがとう。

私はすべての日本選手を応援しているが、高橋大輔は別格である。
彼が勝利すれば嬉しいが、私にとり競技としての得点を超越した存在といえる。
自分とファンのためにはもちろん、日本フィギュアスケート界のためにも、つまり彼に続く選手のためにも頑張ってほしい。
とくに小塚崇彦のためにも、乗り越えるべき壁として高くそびえてほしい。
私は円熟味を増した安藤美姫にも似た思いを抱いている。

2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)まで二人のベテランにとってはかなり(?)の時間がある。
ケガをしないよう、日本選手を引っ張っていってもらいたい。

おっ、こう述べると誤解されかねない。
私は高橋大輔と安藤美姫も当然、金メダルの候補と考えている。
念のため・・・。

                      ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。

⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。

⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

                      ◇◆◇

小塚崇彦に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

⇒2011年10月22日「フィギュアGPシリーズ2011日程&出場選手…小塚と真央は?」はこちら。

⇒2011年10月3日「小塚崇彦、劇的成長の予感…自分が引っ張るしかない」はこちら。

⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

⇒2011年7月10日「小塚崇彦と浅田真央が初々しい…お似合いカップル」はこちら。

⇒2011年4月27日「小塚崇彦、金メダルへの距離…世界選手権」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年11月28日「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

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