ニュース報道によれば日本海側、とくに北陸4県は大雪に加えて暴風。
となると、猛吹雪。
視界が真っ白の状態でしょう。
豪雪地帯の暮らしは大変です。
新潟県妙高市は市街でも3〜4メートルの積雪です。
通学路の確保も困難・・・。

私は、半世紀前の新潟・直江津(現上越市)での冬の厳しさを思い出しました。
直江津小学校のおそらく2〜3年生頃、自宅から遠く離れた医者へ足を運んだ帰り、凄まじい雪と風と寒さに遭難しかかったことがあります。
往路は荒れ模様だった天候が、帰路は大荒れに変わりました。
まともな向かい風になり、前へ進めません。
体が1〜2度吹き飛ばされました。
体温がどんどん奪われていきました。
引き返すには遠すぎます。
必死でした。
しばらく凍傷が残りました。
また、昭和38年1月豪雪では自宅の1階が雪に埋もれ、2階もしくは階段の踊り場から出入りしました。

昔、奥飛騨に住む叔父が軽自動車で山道を走行中に立ち往生し、クルマの周辺に雪が降り積もって一酸化炭素中毒で亡くなりました。
短時間で記録的な降雪(積雪)となる「ドカ雪」です。
3人の小さい姉妹を残して・・・。
叔母によれば、一番近くの民家まで数キロの距離があったとのこと。
一酸化炭素ガスは空気より重いので、周りの雪の壁にはばまれて溜まりました。
山奥はかなりの氷点下であり、エンジンを切れなかったのでしょう。
昨年亡くなった叔母が子どもを立派に育てあげました。
親子が味わった苦労は想像を絶するものだったはずです。

雪も風も小康状態になることを祈ります。

◆書き加え1(2月1日)

富山県滑川市のかつての両親の実家に住む妹夫婦と連絡が取れました。
建物が古いので、雪の重みに耐えられるか気がかりです。
連日のように玄関から道路まで雪かきをやっており、積もり方を見て週末に屋根の雪下ろしをやるかもしれないと言っていました。
富山では当たり前の共働きなので、今冬の記録的な豪雪は重い負担になります。

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