NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。
堀北真希が医者を目指すヒロイン・下村梅子を演じる。
視聴率が高い。

⇒2012年4月18日「堀北真希ドラム缶風呂入浴シーン…梅ちゃん先生視聴率」はこちら。

私は、下村家は血の通っていないばらばらの家族だと感じた。
役者同士の人間関係が深まっておらず、演出と役者の意思疎通が図れていない・・・。
ところが、尾崎将也による脚本(シナリオ)がそういう設定だったのだ。

勉強が苦手な梅子が父・下村建造(高橋克実)の猛反対を押し切って医専(医学専門学校)の受験を決意したことで、家族が一つにまとまりはじめたということにするためだ。
母・下村芳子(南果歩)も、姉・下村松子(ミムラ)も、祖母・下村正枝(倍賞美津子)も突如、梅子を応援しはじめた。
それまでの無表情がうそみたいに温かい顔に変わる。
この単純な仕掛けに視聴者も巻き込まれていく。

月曜日の放送、医専の合格発表のシーンはお粗末だった。
梅子は壁に貼り出された紙に自分の受験番号「**7」を見つけられなかった。
校内のベンチ(?)に力なく座り込む。
実は、「7」が「1」に映ったのだ。
ありえない・・・。

⇒2012年4月25日「朝ドラ梅ちゃん先生、林家正蔵ナレーションは興醒め」はこちら。

沈む梅子は、試験会場で消しゴムを貸してくれた隣の受験生に声をかけられた。
そして、自分が合格したことを知らされる。
つまり、この子と会わなければ、梅子は不合格で終わっていた。
となると、朝ドラ「梅ちゃん先生」は成り立たなかった。
いくら何でもシナリオが乱暴すぎる。

⇒2012年4月23日「朝ドラ梅ちゃん先生が面白い…平均視聴率上昇へ」はこちら。

医専の制服は、受験生はもとより世間の憧れの的だった。
実際には皆(?)が着用するが、必須でない。
梅子は苦しい家計を案じ、高額な制服の注文書を家庭で出しそびれていた。
しかし、姉と接触して落とした拍子に、それを見られてしまう。
申し込みの締め切りは翌日だった。
よかった、よかった・・・。

朝ドラ「梅ちゃん先生」は、せめてもう少しリアリティを出せないか。
今回の制作陣は、朝の茶の間にたわいない笑いとほろっとする感情を届けられれば十分と考えているのだろうが・・・。

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

堀北真希はきりんのように首が長い。
おさげと制服の組み合わせがそれを強調する。
自信がなさそうなヒロイン、そして当時の子女の雰囲気を漂わせている。

                      ◇◆◇

堀北真希と朝ドラ「梅ちゃん先生」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月2日「堀北真希・梅ちゃん先生…朝ドラ高視聴率のプレッシャー」はこちら。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

⇒2012年4月12日「堀北真希と井上真央…朝ドラヒロインおでこ比較」はこちら。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

⇒2012年4月18日「堀北真希ドラム缶風呂入浴シーン…梅ちゃん先生視聴率」はこちら。

⇒2012年4月23日「朝ドラ梅ちゃん先生が面白い…平均視聴率上昇へ」はこちら。

⇒2012年4月25日「朝ドラ梅ちゃん先生、林家正蔵ナレーションは興醒め」はこちら。

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