2012年ロンドン五輪(オリンピック)が迫ってきた。
会期は、7月27日から8月12日まで。

私の一番の注目は、日本男子競泳平泳ぎの第一人者・北島康介である。
2004年アテネ五輪(オリンピック)と2008年北京五輪(オリンピック)の百メートル、2百メートルで金メダルを獲得した。
合計4冠。

北島康介はオリンピックを節目に「進化」を遂げてきた。
4年後を見据えた、勝つための周到な準備において突出している。
それを強固な意志でやり遂げた。
年齢的に厳しいロンドンオリンピックだったが、表彰台の頂点を目指してきた。

                       ◇

北島康介の最大のライバルと目されたのが、ノルウェーのアレクサンドル・ダーレオーエンである。
友人でもある。
ところが、突然の訃報・・・。

ダーレオーエンは合宿中のアリゾナ州フラッグスタッフで急死した。
標高2100メートルの高所トレーニングの名所。
バスタブに寄りかかるように倒れているところを発見された。
死因は心臓発作と見られる。

ダーレオーエンは北京オリンピックの百メートルで銀メダルを獲得した。
2011年上海世界選手権では4位の北島康介に1秒32の大差を付けて圧勝した。
北島康介がダーレオーエンを追いかける立場になっていた。

もっとも気の毒なのは本人と家族、そして彼を支えてきた関係者である。
しかし、ダーレオーエンとの闘いを念頭に大舞台へ向けて調整を進めてきた北島康介にも気の毒な出来事だった。
互いに最高の勝負をしたいと考えていた。
高速水着を着用しないで59秒を切ったのは2人だけだ。

実は、私は北島康介がロンドンオリンピックでダーレオーエンを破り、金メダルに輝くと予想していた(科学的な根拠はない)。
本番にぴたりと照準を合わせ、自らの力を爆発させる術を身につけている。
無類の勝負強さが光る。

ダーレオーエンの不在は、北島康介にとり不利に働くように思う。
最大のモチベーションが直前に失われてしまった。
金メダルへの不安材料である。
はたして結果はいかに・・・。

以下に、「北島康介、無類の勝負強さ、怪物から化け物へ…ロンドン五輪」と題する2012年4月8日のブログを収める。
一部を抜粋し、いくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

オリンピック4冠の北島康介。
男子百メートル平泳ぎの2連覇は世界初。
平泳ぎで2大会連続2種目制覇は世界初。

⇒2011年6月9日「北島康介、ロンドンオリンピックへの苦闘と挫折」はこちら。

北島康介は、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪に続いて2012年ロンドン五輪の日本代表になった。
私は代表選考会を兼ねた日本選手権をスポーツニュースで見た。
百メートルは余裕のゴール。
得意の2百メートルは立石諒に追い上げられたものの逃げ切った。
これにより日本の競泳選手では史上初の4大会連続出場を決めた。
素晴らしい。

北島康介は依然として男子競泳平泳ぎの第一人者だった。
強じんな意志を持ち、壮絶な努力をいとわない。
また、自らを客観的に眺め、オリンピックで勝つための戦略を定めて計画を立てられる。
4年に一度の大舞台での無類の勝負強さはそこから生まれる。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

北島康介はとうにピークを過ぎた29歳。
ロンドンオリンピックで金メダルが獲れればもちろんうれしいが、私は決勝に進出するだけでも快挙だと思う。
百メートルか2百メートルで3連覇を達成することがあれば「怪物」を通り越して「化け物」と表現するしかない。
これまで大きな勇気と感動を与えてくれた北島康介には、ロンドンオリンピックを存分に楽しんでもらいたい。

⇒2011年6月30日「北島康介の勝負脳、浅田真央の脱皮計画を応援しよう!」はこちら。

名選手が名コーチになると限らない。
しかし、北島康介は間違いない名コーチになると考える。
オリンピックで結果を残せる選手を育ててほしい。

私は、北島康介と高橋大輔が互いの活躍に刺激され、オリンピックへの情熱を再燃させたことを思い出した。
実績十分の二人は、台頭著しい若手のなかに身を投じて厳しい戦いに挑む。
いや、それどころか若手を引っ張っている。
「人間力」が突出する。

⇒2011年6月24日「北島康介と高橋大輔、五輪への思い再燃…現役続行」はこちら。

私にとり、浅田真央とイチローは「畏敬」の対象である。
見ているとつらくなるが見てしまう。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2009年9月15日「イチロー、心が折れる」はこちら。

北島康介と王貞治は「尊敬」の対象である。
憧れの気持ちが混ざる。

高橋大輔は「親愛」の対象である。
要は、好きだ。
世界フィギュア選手権後、世界フィギュア国別対抗戦での主将に任命された。
日本チームをまとめ、優勝へ導いていくはずだ。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

ちなみに、長嶋茂雄は別格。
選手時代から監督時代まで、突き抜けた存在でありつづけた。
私が子どもの頃の世相を明るく照らした太陽(おひさま)であり、まぶしかった。
多分に神格化されているが、そうでなければ戦後最大のヒーローは生まれなかった。
スーパースターとは、そういうもの。

⇒2009年9月25日「ONの時代…両雄並び立つ奇跡!」はこちら。

                      ◇◆◇

北島康介に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月8日「北島康介、無類の勝負強さ、怪物から化け物へ…ロンドン五輪」はこちら。

⇒2011年6月30日「北島康介の勝負脳、浅田真央の脱皮計画を応援しよう!」はこちら。

⇒2011年6月24日「北島康介と高橋大輔、五輪への思い再燃…現役続行」はこちら。

⇒2011年6月9日「北島康介、ロンドンオリンピックへの苦闘と挫折」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

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