世界フィギュアスケート選手権2013。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の前哨戦として世界のフィギュアファンが注目している。

その女子シングルでは、浅田真央とキム・ヨナ(金妍児)の2年ぶりの対決が大きな関心を集める。
しかし、ショートプログラム(SP)を終えたところで、宿命のライバルが銀盤で火花を散らす構図になっていない。
演技の出来、したがって得点に大差がついた。

主要国際大会に初復帰のバンクーバー五輪金メダリスト、韓国のキム・ヨナ(金妍児)が69.97点で首位に立った。
ジャンプが安定しており、まったく危なげがない。
落ち着き払った演技。
とくに高難度の2連続3回転ジャンプを完璧に決め、単独の要素点では出場選手の最高をマークした。
私は、軽々と跳んでいると思った。
キス&クライで得点を待つ表情は、このくらいはできて当然と言わんばかり・・・。

⇒2013年3月14日「浅田真央、金妍児の順位予想…世界フィギュア」はこちら。

そして、世界女王、イタリアのカロリーナ・コストナーが66.86点で2位につけた。
日本勢は村上佳菜子が66.64点で3位に入った。
浅田真央が62.10点で6位と出遅れた。
鈴木明子が61.17点で7位に留まった。

⇒2013年3月15日「浅田真央の調子はどうか…フィギュア世界選手権」はこちら。

日本勢で光るのは、村上佳菜子の健闘。
本人によれば、落ち着いて滑り、迫力も出せた。
充実の表情を浮かべ、フリーでもいい演技をしたいと語った。

浅田真央はジャンプのミスが響いた。
四大陸フィギュア2013で解禁したトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を冒頭に跳んだ。
成功と認定されたが、出来栄え評価が低かった。
また、3回転ループはジャンプが抜けてしまう。
3年ぶり3度目の優勝を狙うにはきわめて厳しい位置である。
救いは、代名詞のトリプルアクセルを何とか決められたこと。
自信につながるはずだ。

17日(日本時間)に行われるフリーでの巻き返しを期待したいところ・・・。

⇒2013年2月13日「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」はこちら
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キム・ヨナは韓国出発時、現地到着時、報道陣にさかんに煙幕を張った。
自分に対する期待を抑制しようとの意図が見えた。

マスコミに強気を貫いた浅田真央と、弱音を吐いたキム・ヨナ。
性格の違いが表れている。
ひょっとすると自信の違いかもしれない。

相手の名前を出さなかった浅田真央に対し、キム・ヨナは「浅田真央と比較されるのは負担・・・」と口にした。
その結果、浅田真央はピリピリとした雰囲気を漂わせ、キム・ヨナはリラックスしたムードを漂わせた。

実際、キム・ヨナはSP後に「緊張せず、練習どおり滑れた」と、自然体で演技を行えたことを明かした。
進んで重圧を語ってしまうことで、精神的な余裕が生まれたのか。

二人の表情を眺めても、浅田真央のほうが明らかにライバルの存在を強く意識している。
私は大会前、それが演技に悪影響を及ぼさなければよいがと思った・・・。

浅田真央は、これまで積み重ねてきた練習を土台に、強い気持ちでフリーに臨むしかない。
自分の努力と実力を信じられるかどうかにかかっている。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年3月15日「浅田真央の調子はどうか…フィギュア世界選手権」はこちら。

⇒2013年3月14日「浅田真央、金妍児の順位予想…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年3月12日「浅田真央と***、だれも知らない二人のつながり」はこちら。

⇒2013年3月10日「浅田真央の彼氏を占う・・・相性がいい男性は?」はこちら。

⇒2013年3月2日「浅田真央と金妍児への期待…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2013年2月26日「浅田真央、大技と得点…世界選手権2013放送予定」はこちら。

⇒2013年2月23日「浅田真央は何もしないほど美しい・・・採点の限界」はこちら。

⇒2013年2月15日「佐藤信夫が浅田真央に勝った…世界フィギュア予想」はこちら。

⇒2013年2月13日「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2012年12月24日「浅田真央、金妍児、ソチ金メダルへのシナリオ」はこちら。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

⇒2012年12月15日「浅田真央、全日本フィギュア⇒世界フィギュア」はこちら。

⇒2012年12月1日「浅田真央、GPファイナル2012制覇へ…ソチ五輪会場」はこちら。

⇒2012年11月25日「浅田真央、天性の清楚さ」はこちら。

⇒2012年11月23日「浅田真央、ソチGPファイナル進出…NHK杯」はこちら。

⇒2012年11月9日「浅田真央は年頃の女性、和田創は還暦の男性」はこちら。

⇒2012年7月4日「キム・ヨナ、ソチ五輪で浅田真央と再び激突!」はこちら。

⇒2012年6月23日「浅田真央と弥勒菩薩、清楚な慈愛…心の平安への祈り」はこちら。

⇒2012年6月17日「浅田真央は佐々木健介に家庭的なぬくもりを求める」はこちら。

⇒2012年6月13日「浅田真央の寝心地を初体験」はこちら。

⇒2012年5月31日「浅田真央、SPもフリーもエキシビションも新プログラム」はこちら。

⇒2012年5月30日「浅田真央、顔も体もふっくら…美しくセクシー」はこちら。

⇒2012年4月5日「溺れる浅田真央は内村航平をもつかむ…立て直しのヒント」はこちら。

⇒2012年4月4日「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」はこちら。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

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⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

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