女子アナが世間の脚光を浴びるようになって、どのくらいの歳月が経っただろう。
私自身は、少なくとも「女子アナブーム」に興味はなかった。

私は夜間のデスクワークの際に、テレビをつけっ放しにしていることが多い。
画面を見るというより音声を聞くくらい。
仕事漬けの毎日を送っているので、どうしても世事にうとくなる。
人前で話す仕事に就いており、材料の仕込みにテレビは欠かせない。

チャンネルは、経済系の番組、中高年の男性向けの番組がわりと多い「テレビ東京」が中心である。
ほかに「NHK総合」。
むろん、民放の他局にチャンネルを合わせることもある。

そのなかで気になっていたのが、大江麻理子(おおえ・まりこ)だった。
当初から女子アナっぽくない。
まず、人柄のよさが伝わる。
こちらが癒やされる純朴さを持つ。
同時に、頭のよさが感じられた。
それも抜群にいい。

大江麻理子は入社2年目の2002年から「ワールドビジネスサテライト(WBS)」などに出演した。
さらに、3年目の2003年から「出没!アド街ック天国」の2代目アシスタントに抜擢された。
そして、「モヤモヤさまぁ〜ず2」などのバラエティー番組に出演するようになった。

大江麻理子が経済番組からバラエティー番組まで幅広くこなせるのは、血液型がAB型だからか。
前者ではA型のよさが、後者ではB型のよさがいかんなく発揮される。
好奇心も旺盛で、案外行動的。

私が大江麻理子を好きになったのは、だいぶ前のカラオケ番組(?)だった。
いわゆる「音痴」を治すという無謀な企画だった。
彼女は熱唱したが、音程がひどかった。
私は、どうしたらあんなにへたに歌えるのだろうと感心(?)した。
聡明で快活な、妙齢の彼女のイメージとあまりにかけ離れている。
この衝撃的な事件をきっかけに、私は完全にファンになった。

意外だったのは、彼女が女子アナ人気ランキングで上位につけていたこと。
世間の人気もきわめて高い。

その大江麻理子が2013年4月1日付でテレビ東京ニューヨーク支局へ特派員として赴任する。
私は不思議に思った。
同局にとり明らかなマイナスである。

「日刊ゲンダイ」によれば、バラエティー色を消しつつ、箔をつけるためらしい。
この情報が信用できるかどうかは分からない。

しかし、任期はわずか1年であり、来年4月に帰国する。
どう考えても、大江麻理子の大抜擢を前提にしている。
同紙(同誌)によれば、テレビ東京の看板ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」のメインキャスター(アンカーウーマン)の椅子が待っているらしい(不確か)。

WBSといえば、小谷真生子(こたに・まおこ)の長期政権が続く。
私は彼女も好きだが、視聴者としては次第に飽きが来る。
また、番組に緊張が失われ、マンネリ感が出ている。
小谷真生子の高額のギャランティもかなりのネックになっているようだ。
昨今のテレビ局の台所事情は非常に厳しい。

大江麻理子は音痴の治療を受けるためにアメリカに渡るわけでない。
彼女は風貌に似合わず、野心を持っている。

・・・そうなると、小谷真生子は国政進出か。

                       ◇◆◇

⇒2012年12月9日「久保田祐佳アナ、おすまし人形は滅茶苦茶かわいい」はこちら。

⇒2010年10月6日「どうした小谷真生子…テレ東WBS異変」はこちら。

⇒2007年3月11日「NHK・桜井洋子さんの活躍が励み」はこちら。

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