私は社長と接触する機会が多い。
営業分野とはいえ経営コンサルタントの端くれなので、おのずとそうなる。
とくにここ数年は東京駅の至近会場で経営層を対象とした個別相談の実施に加え、目標達成をテーマとした「社長の打ち手」「社長の営業活動」などの講演やセミナーを頻繁に開催しており、一段とその機会が増えた。

8月中旬。
世間では盆休みである。
しかし、中小・中堅企業のなかには業務上、一斉休暇を取れないところも珍しくない。
全員が出社していないとしても案外、会社は営業している。
私の仕事にとり、社長と話し合いをじっくり持てる数日間は非常に貴重である。
ということで、3社へ。
炎暑だろうと、私はスーツ・ネクタイ姿を崩していない。
(なぜなら、炎の男だからです。)

私は還暦を過ぎ、若い頃からの「厚かましさ」に磨き(?)がかかった。
クライアントに平気で「ご馳走してください」と言える。
先方はたいていオーナー社長であり、おもに創業者である。
(大人ゆえ、業績不振企業には要求を控えています。)

実は、食べながらの会話は互いにリラックスできるので、社長の率直な本音が飛び出す。
現状への問題意識、それと絡めるように今後の目標や将来の願望などを伺える。
また、経営の苦労話や自身の人生観なども伺える。
大きな楽しみになるだけでなく、強い刺激を受ける。

今週は寿司とステーキなどをご馳走になり、あっという間に腹周りに脂肪がついてしまった。
涙が出そうな「大トロづくし」もいただいた。
先方の厚情におおいに感謝しつつ、私は赤身ファン、中トロまで。
したがって、ちょびっと涙が…(当日はこの一食のみ)。

3社とも業績好調企業というより勝ちっ放し企業である。
市場の縮小をものともせず、高い成長率を維持してきた。
参入が最後発なのにトップシェアに躍り出た企業もあった。
首都圏内の営業所を兼ねる自前の業務拠点が立派であり、なおかつ無借金という企業もあった。
こちらは社長本人によれば、「銀行を3年間訪れていない」。
自慢げな表情と口調に愛嬌があり、人間的な魅力さえ感じた。

3社とも“勢い”が半端でない。
やはり「業績は社長次第だ」と再認識した。
私もずっと笑顔だったと思う。

続きは、あすのブログ「すべては目標設定から始まる」にて・・・。

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