先だって、フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦「ジャパンオープン」が「さいたまスーパーアリーナ」で行われた。
男女シングル各2人の計4人が1チームになり、フリースケーティング(FS)の合計点で順位を競う団体戦である。
浅田真央と同様、このオリンピックシーズンでの引退を表明している高橋大輔が出場した。
新しいプログラムに取り組むのは大変だ。
まして5曲で構成する「ビートルズメドレー」を自分のものにするのは至難だ。
それぞれの曲は意味も調子も違い、したがって選手は解釈を踏まえて演じ分けなければならない。
高橋大輔は年齢的にとうにピークを過ぎている。
私は、現役最後まで衰えない「チャレンジ精神」と「ホスピタリティ(歓待精神)」に頭が下がる。
ありがとう!
高橋大輔は、長らく実績を残しながら、日本の男子シングルを引っ張ってきた。
また、世界選手権やオリンピックなどの主要な国際大会では、女子を含めた日本勢のまとめ役になっていた。
彼の人柄からして、おのずとそうなる。
私は、日本フィギュア界に対する貢献は絶大だと思う。
その高橋大輔は、自身が納得のいく演技をファンに贈りたいと願っている。
同時に、選手として競技人生の総括にふさわしい結果を出したいとも考えている。
高橋大輔はジャパンオープンで、冒頭の4回転ジャンプに失敗した。
技術はミスが目立った。
後半は体力がもたなかった。
スピンはレベルが取れなかった。
かろうじてステップで持ち味を発揮し、観客を魅了した。
日本は勝利を収めたものの、高橋大輔は表情が冴えなかった。
2010年バンクーバーオリンピック(冬季五輪)の後でルール改正が行われ、「4分の1回転以上、2分の1回転未満」の回転不足は基礎点の70%が与えられるようになった。
それまで、上の順位を争っている選手は、失敗のリスクの高い高難度ジャンプをためらう気持ちが強かった。
が、それではフィギュアスケートの技術の進歩がない。
このルール改正により、男子シングルは4回転ジャンプを跳ぶのが当然になった。
2014年ソチオリンピック(冬季五輪)では、世界のトップクラスの選手はほとんどが跳ぶだろう。
大ベテランの高橋大輔といえどもプログラムに入れ、しかも決めなければならない。
4回転ジャンプの成功率の向上は、ソチオリンピックの表彰台に立つ以前に、日本代表に選ばれるうえで最重要の課題となる。
まもなくフィギュアグランプリ(GP)シリーズが開幕する。
第1戦「スケートアメリカ」に出場する高橋大輔にはあまり練習の時間がない。
いくらかでもコンディションを整えて大会に臨んでほしい。
◇◆◇
高橋大輔に関するブログは以下のとおり。
⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。
⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。
⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。
⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。
⇒2012年4月22日「高橋大輔とカタリナ・ビット…伝説のフィギュアスケーター」はこちら。
⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。
⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。
⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。
⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。
⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。
⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。
⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。
⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。
⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。
⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。
⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。
⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。
⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。
⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。
⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。
⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。
⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。
⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。
⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
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浅田真央と同様、このオリンピックシーズンでの引退を表明している高橋大輔が出場した。
新しいプログラムに取り組むのは大変だ。
まして5曲で構成する「ビートルズメドレー」を自分のものにするのは至難だ。
それぞれの曲は意味も調子も違い、したがって選手は解釈を踏まえて演じ分けなければならない。
高橋大輔は年齢的にとうにピークを過ぎている。
私は、現役最後まで衰えない「チャレンジ精神」と「ホスピタリティ(歓待精神)」に頭が下がる。
ありがとう!
高橋大輔は、長らく実績を残しながら、日本の男子シングルを引っ張ってきた。
また、世界選手権やオリンピックなどの主要な国際大会では、女子を含めた日本勢のまとめ役になっていた。
彼の人柄からして、おのずとそうなる。
私は、日本フィギュア界に対する貢献は絶大だと思う。
その高橋大輔は、自身が納得のいく演技をファンに贈りたいと願っている。
同時に、選手として競技人生の総括にふさわしい結果を出したいとも考えている。
高橋大輔はジャパンオープンで、冒頭の4回転ジャンプに失敗した。
技術はミスが目立った。
後半は体力がもたなかった。
スピンはレベルが取れなかった。
かろうじてステップで持ち味を発揮し、観客を魅了した。
日本は勝利を収めたものの、高橋大輔は表情が冴えなかった。
2010年バンクーバーオリンピック(冬季五輪)の後でルール改正が行われ、「4分の1回転以上、2分の1回転未満」の回転不足は基礎点の70%が与えられるようになった。
それまで、上の順位を争っている選手は、失敗のリスクの高い高難度ジャンプをためらう気持ちが強かった。
が、それではフィギュアスケートの技術の進歩がない。
このルール改正により、男子シングルは4回転ジャンプを跳ぶのが当然になった。
2014年ソチオリンピック(冬季五輪)では、世界のトップクラスの選手はほとんどが跳ぶだろう。
大ベテランの高橋大輔といえどもプログラムに入れ、しかも決めなければならない。
4回転ジャンプの成功率の向上は、ソチオリンピックの表彰台に立つ以前に、日本代表に選ばれるうえで最重要の課題となる。
まもなくフィギュアグランプリ(GP)シリーズが開幕する。
第1戦「スケートアメリカ」に出場する高橋大輔にはあまり練習の時間がない。
いくらかでもコンディションを整えて大会に臨んでほしい。
◇◆◇
高橋大輔に関するブログは以下のとおり。
⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。
⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。
⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。
⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。
⇒2012年4月22日「高橋大輔とカタリナ・ビット…伝説のフィギュアスケーター」はこちら。
⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。
⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。
⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。
⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。
⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。
⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。
⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。
⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。
⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。
⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。
⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。
⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。
⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。
⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。
⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。
⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。
⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。
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⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。
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