「フィギュアスケートグランプリシリーズ2013」が開幕する。
先だって、GPシリーズに出場する日本の有力選手が都内で記者会見に登場した。

実は、その直前にハプニングが起こった。
第4戦「NHK杯」の出場選手がラッピングバスにサインするイベントで、織田信成が大失態を演じた。

彼のサインが浅田真央の写真、それも顔にかかってしまった。
結果、鼻の下にひげが生えた。
それに気づいた織田信成は呆然とし、浅田真央に平謝り。

大人の浅田真央は子どもの織田信成を笑って許した。
また、サインは後で修正が施された。

それ自体は目くじらを立てるほどでない。
が、私はこの辺りに彼の限界を感じる。

織田信成は、高橋大輔や小塚崇彦と比べ、それほど劣っていると思えない。
調子がよければ、高難度ジャンプの安定感も高い。
それほど構えず、あっさり跳んでしまう。
滑らかで美しくもある。
しかし、大舞台で私たちの期待を裏切ってきた。
滑り以外の失敗もあった。
本来の力を発揮しきれないのだ。
ゆえに、ファンの信頼が得られず、人気が出ない。

織田信成は、これ以上は気持ちが続かないと、今シーズン限りでの現役引退を表明している。
男子シングルは、羽生結弦を含めた4選手で「2014年ソチオリンピック(冬季五輪)」への出場3枠を争う。
年末の「全日本フィギュア選手権2013」で一人が弾かれる。

「終わりよければすべてよし」。
織田信成は家庭を持ち、父親になった。
競技人生を有意義に締め括るためにも、また自分を支える家族に報いるためにも、日本代表切符をつかんでほしい。
もっと落ち着きなさい!

                      ◇◆◇

織田信成に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年4月28日「織田信成のリベンジ…世界フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

Copyright (c)2013 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!