ソチ冬季五輪(オリンピック)が2014年2月に開催される。
日本のフィギュアスケート男子シングルは、世界でもっともレベルが高い。
海外の有力選手が「日本人じゃなくてよかった」と口にするほど・・・。
全日本フィギュアスケート選手権2013が年末に迫り、日本代表3枠の選考レースは大混戦になっている。
発端は、町田樹(まちだ・たつき)がグランプリシリーズ(GPシリーズ)第1戦「スケートアメリカ」で圧巻の演技を見せ、世界歴代5位の高得点を叩き出したこと!
高橋大輔と小塚崇彦を退け、有力候補に躍り出た。
23歳なので、新鋭や新星と呼べない。
町田樹は、昨シーズンの「中国杯」でGPシリーズ初優勝を飾り、自信を語った。
ところが、その後に調子を落とし、さっぱりだった。
苦い経験を教訓に滑りの基本を強化し、一気に開花した。
また、一呼吸置いてから発言できるようになった。
私は、精神的な成長も感じる。
⇒2013年10月19日「町田樹(たつき)、遅咲きでソチ五輪代表へ」はこちら。
日本代表選考レースは、昨シーズンの全日本選手権優勝、世界選手権4位の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)がリードする。
昨シーズンのGPファイナル優勝の高橋大輔がそれに次ぐ。
ジャンプを立て直せれば大丈夫である。
最後の1枚の切符を3選手で争う展開か。
町田樹は、昨シーズンの失敗を繰り返さないことだ。
織田信成は、好調が伝えられている。
が、私はいま一つ、彼に信頼を置けない。
⇒2013年10月16日「織田信成はソチ五輪出場枠に入れる?」はこちら。
小塚崇彦は、ジャンプが壊れてしまった。
かなり深刻であり、オリンピック出場は厳しそう。
彼の「ファミリーヒストリー」を知る私としては、何とか巻き返してほしい。
5選手について言えるが、全日本選手権で高難度ジャンプのミスが出ると脱落する。
それ以外で、どれくらい得点を稼げるかの勝負になる。
恐ろしく熾烈な戦いである。
観るほうはせいぜい手に汗を握るくらいだが、選手は大変だ。
◆書き加え1(11月8日)
きょうのブログは書き溜め記事である。
フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)第4戦「NHK杯」。
ショートプログラム(SP)が終わった。
高橋大輔は、日本の男子シングルを長らくけん引してきた「第一人者」の気迫とプライドに満ちた滑りで観客を圧倒し、会場を飲み込んだ。
曲は、「ヴァイオリンのためのソナチネ」。
全身全霊で深い情感と激しい情念を表現。
動きが大きくしなやかでありながら、緩急と切れが素晴らしかった。
高橋大輔が見せた繊細かつ大胆な「氷上芸術」の世界は他の追随を許さない。
頭の天辺(てっぺん)から足の爪先(つまさき)まで魂が宿り、体全体が「表情」と化した。
私のなかではすでに「伝説のフィギュアスケーター」であり、胸が熱くなった。
君こそが男子シングル史上ナンバーワン、世界一と断言する。
高橋大輔は、冒頭の4回転トゥループを決めた。
トリプルアクセル、3回転ルッツ−3回転トゥループのコンビネーションも決めた。
これまでのジャンプの不調がうそのよう…。
終盤のステップ、スピン、そしてフィニッシュ。
絶対にミスを犯さないという丁寧な滑りだった。
高橋大輔は会心の演技にもかかわらず、厳しい表情を崩さなかった。
この緊張と勢いをフリースケーティング(FS)にそのまま持ち込もうということだろう。
ニコライ・モロゾフコーチの涙が印象的だった。
SP世界歴代2位の高得点に、本人が驚いた。
技術点50.41点、演技構成点45.14点で、合計95.55点。
ライバルは自分自身という気持ちで臨んだらしい。
スケートアメリカ以降のがむしゃらな練習が実った。
高橋大輔は、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の代表選考会となる年末の全日本フィギュア選手権2013へ向け、闘志にスイッチが入った。
第2戦「スケートカナダ」で3位だった織田信成は、4回転トゥループ−3回転トゥループ、トリプルアクセル、トリプルルッツを決めるなど、私には素晴らしい出来に見えた。
曲は、映画「コットンクラブ」より。
しかし、得点の発表に時間がかかった。
技術点42.20点、演技構成点40.50点で、合計82.70点。
思ったほど伸びなかった。
ジャンプが完全でないという判断を下されたようだ。
◇◆◇
高橋大輔に関するブログは以下のとおり。
⇒2013年11月8日「高橋大輔、男子シングル史上ナンバーワン」はこちら。
⇒2013年10月13日「浅田真央の人気、高橋大輔の人気」はこちら。
⇒2013年10月9日「高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー」はこちら。
⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。
⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。
⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。
⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。
⇒2012年4月22日「高橋大輔とカタリナ・ビット…伝説のフィギュアスケーター」はこちら。
⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。
⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。
⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。
⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。
⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。
⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。
⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。
⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。
⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。
⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。
⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。
⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。
⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。
⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。
⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。
⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。
⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。
⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。
⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
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海外の有力選手が「日本人じゃなくてよかった」と口にするほど・・・。
全日本フィギュアスケート選手権2013が年末に迫り、日本代表3枠の選考レースは大混戦になっている。
発端は、町田樹(まちだ・たつき)がグランプリシリーズ(GPシリーズ)第1戦「スケートアメリカ」で圧巻の演技を見せ、世界歴代5位の高得点を叩き出したこと!
高橋大輔と小塚崇彦を退け、有力候補に躍り出た。
23歳なので、新鋭や新星と呼べない。
町田樹は、昨シーズンの「中国杯」でGPシリーズ初優勝を飾り、自信を語った。
ところが、その後に調子を落とし、さっぱりだった。
苦い経験を教訓に滑りの基本を強化し、一気に開花した。
また、一呼吸置いてから発言できるようになった。
私は、精神的な成長も感じる。
⇒2013年10月19日「町田樹(たつき)、遅咲きでソチ五輪代表へ」はこちら。
日本代表選考レースは、昨シーズンの全日本選手権優勝、世界選手権4位の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)がリードする。
昨シーズンのGPファイナル優勝の高橋大輔がそれに次ぐ。
ジャンプを立て直せれば大丈夫である。
最後の1枚の切符を3選手で争う展開か。
町田樹は、昨シーズンの失敗を繰り返さないことだ。
織田信成は、好調が伝えられている。
が、私はいま一つ、彼に信頼を置けない。
⇒2013年10月16日「織田信成はソチ五輪出場枠に入れる?」はこちら。
小塚崇彦は、ジャンプが壊れてしまった。
かなり深刻であり、オリンピック出場は厳しそう。
彼の「ファミリーヒストリー」を知る私としては、何とか巻き返してほしい。
5選手について言えるが、全日本選手権で高難度ジャンプのミスが出ると脱落する。
それ以外で、どれくらい得点を稼げるかの勝負になる。
恐ろしく熾烈な戦いである。
観るほうはせいぜい手に汗を握るくらいだが、選手は大変だ。
◆書き加え1(11月8日)
きょうのブログは書き溜め記事である。
フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)第4戦「NHK杯」。
ショートプログラム(SP)が終わった。
高橋大輔は、日本の男子シングルを長らくけん引してきた「第一人者」の気迫とプライドに満ちた滑りで観客を圧倒し、会場を飲み込んだ。
曲は、「ヴァイオリンのためのソナチネ」。
全身全霊で深い情感と激しい情念を表現。
動きが大きくしなやかでありながら、緩急と切れが素晴らしかった。
高橋大輔が見せた繊細かつ大胆な「氷上芸術」の世界は他の追随を許さない。
頭の天辺(てっぺん)から足の爪先(つまさき)まで魂が宿り、体全体が「表情」と化した。
私のなかではすでに「伝説のフィギュアスケーター」であり、胸が熱くなった。
君こそが男子シングル史上ナンバーワン、世界一と断言する。
高橋大輔は、冒頭の4回転トゥループを決めた。
トリプルアクセル、3回転ルッツ−3回転トゥループのコンビネーションも決めた。
これまでのジャンプの不調がうそのよう…。
終盤のステップ、スピン、そしてフィニッシュ。
絶対にミスを犯さないという丁寧な滑りだった。
高橋大輔は会心の演技にもかかわらず、厳しい表情を崩さなかった。
この緊張と勢いをフリースケーティング(FS)にそのまま持ち込もうということだろう。
ニコライ・モロゾフコーチの涙が印象的だった。
SP世界歴代2位の高得点に、本人が驚いた。
技術点50.41点、演技構成点45.14点で、合計95.55点。
ライバルは自分自身という気持ちで臨んだらしい。
スケートアメリカ以降のがむしゃらな練習が実った。
高橋大輔は、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の代表選考会となる年末の全日本フィギュア選手権2013へ向け、闘志にスイッチが入った。
第2戦「スケートカナダ」で3位だった織田信成は、4回転トゥループ−3回転トゥループ、トリプルアクセル、トリプルルッツを決めるなど、私には素晴らしい出来に見えた。
曲は、映画「コットンクラブ」より。
しかし、得点の発表に時間がかかった。
技術点42.20点、演技構成点40.50点で、合計82.70点。
思ったほど伸びなかった。
ジャンプが完全でないという判断を下されたようだ。
◇◆◇
高橋大輔に関するブログは以下のとおり。
⇒2013年11月8日「高橋大輔、男子シングル史上ナンバーワン」はこちら。
⇒2013年10月13日「浅田真央の人気、高橋大輔の人気」はこちら。
⇒2013年10月9日「高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー」はこちら。
⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。
⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。
⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。
⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。
⇒2012年4月22日「高橋大輔とカタリナ・ビット…伝説のフィギュアスケーター」はこちら。
⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。
⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。
⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。
⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。
⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。
⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。
⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。
⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。
⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。
⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。
⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。
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⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。
⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。
⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。
⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。
⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。
⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。
⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。
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