私はクライアントの仕事の締め切りに追われ、新聞やテレビにほとんど触れられない期間が2カ月以上も続いた。
ソチオリンピックの開幕前に一部の競技(予選)がスタートすることも木曜日に知った。
世の中のことがさっぱり分かっていない。

今年2冊目の営業本『御社の営業をよくするヒント』の出版が予定より大幅に遅れている。
私が著者校正の時間を取れず、進行が止まった。
ようやく着手できたのが木曜日の深夜だった。

疲労と寝不足で真っ赤に充血した目(右目)をこすりながら著者校正にかかってまもなく、新種目のフィギュアスケート団体戦の男子ショートプログラム(SP)が始まった。
私は、本を出そうと決意した昨年2月か3月に書斎のテレビを処分した。
しかし、ソチオリンピックの開幕が迫り、さすがにデスクトップパソコンでテレビを見られるようにした。
私がもっとも応援してきた高橋大輔と浅田真央にとり最後の大舞台になる。
とはいえ、基本は音声が聞ければよい。

団体戦はどうやら、SP上位5カ国に入らないと、フリースケーティング(FS)へ進めない。
羽生結弦の責任は重大である。
日本チームで先陣を切り、なおかつ男子SPで最後に滑る。

世界選手権3連覇中でソチ金メダル最有力候補と目されるカナダのパトリック・チャン。
フィギュアスケート界の皇帝と称され、過去の五輪3大会で金メダル1個を含むメダル3個を獲ったロシアのエフゲニー・プルシェンコ。
プルシェンコは、羽生結弦にとり神に近い憧れの存在である。

私は、二人の演技は音声で流し、羽生結弦の演技は画面で見た。
そんなはずがないが、私には緊張感がないように見えた。
むしろ、燃えながら楽しんでいる。
二人の演技の後に、気後れも物怖じもなし。
羽生結弦は、最後の2連続3回転ジャンプでトリプルルッツがやや危うかったほかは、ほぼ完ぺきな演技だった。
会場(観客・審判)を味方につける雰囲気を備えており、天性のものだ。
97.98点 の高得点で余裕の首位。
日本チームは羽生結弦の頑張りで幸先のいいスタートを切った。

私が羽生結弦に強く感じたのは、オリンピックでの素晴らしい勢いだった。
すっかり乗っている!
これで金メダル本命のパトリック・チャンに大きなプレッシャーをかけられた。
私は、五輪初出場の羽生結弦の金メダルがぐっと現実味を帯びたと思った。

羽生結弦はライバルを意識するあまり、メンタル面が不安定だった。
大会前に消耗してしまう。
それがグランプリファイナル(GPファイナル)以降、自分の演技に集中できるようになった。
ブライアン・オーサーコーチのズバリの助言が利いた。

私は、フィギュアスケート団体戦がどのようなものか、ようやく分かった。
10カ国が男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で順位を競う。
このうち予選上位5カ国が決勝に進める。

決勝は、男女シングルとペアのフリーとアイスダンスのフリーダンスが行われる。
決勝も予選と同様、種目ごとに順位に応じてポイントが与えられ、予選と決勝で獲得したポイントの合計で総合順位が決まる。

私は、やはりよく分からない。
男女シングルで大きなスコア差(得点差)をつけても、ポイント差がわずかなので、日本チームに不利な仕組みでなかろうか。
日本チームがメダルを獲るには、ペアとアイスダンスの出来が鍵を握っている。

女子SPは浅田真央、男子フリーは町田樹、女子フリーは鈴木明子が出場するようだ。
けがから立て直しを図る高橋大輔は個人戦に集中するらしい。

                ◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。

⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。

⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。

⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。

⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。

⇒2013年3月16日「羽生結弦、調子最悪…ソチ五輪出場枠3瀬戸際」はこちら。

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