ソチオリンピック、フィギュアスケート個人戦の男子シングルショートプログラム(SP)が行われた。

バンクーバーオリンピック銅メダルの高橋大輔。
抜群の実績と豊富な経験で、日本のフィギュア界を引っ張ってきた。
これが最後と決め、集大成のソチオリンピックに臨んでいる。
見納めの大舞台に、大勢のファンが詰めかけている。
人気もすごい。

高橋大輔は第5グループの最後から一つ前に滑った(29番滑走)。
「ヴァイオリンのためのソナチネ」。
別人作曲家問題でケチがついた。
高橋大輔はこの曲に思い入れがあり、動揺は感じられなかった。

冒頭の4回転トゥループが両足着氷になった。
3回転と判定された。
トリプルアクセル、トリプルルッツ−トリプルトゥループは滑らかに決めた。
プログラム全体を丁寧にまとめた。
86.40 点は4位(技術点 41.75点、演技構成点 44.65点)。
自己ベストにはだいぶ及ばなかったが、幾多の試練を乗り越えた精神面の強さはさすがである。
演技後は珍しくほっとした表情を浮かべた。

高橋大輔は右すねを痛めた状態で出場した全日本フィギュアで、SPは4位、流血のフリーは5位に沈んだ。
しかし、本人が諦めたソチ日本代表に選ばれた。

高橋大輔はリハビリに努めたが、負傷の影響が尾を引いている。
おそらく限界の練習を積めなかった。
現地での練習でも高難度ジャンプ、とくに得点源の4回転ジャンプの精度が悪かった。

フリーは「ビートルズ・メドレー」。
やはり、練習での精度が高まっていない。
私はもちろんメダルを獲ってほしいが、高橋大輔が現在の最高の演技を行えることが一番だと思う。

町田樹は第5グループの最後、出場30選手の最後に滑った(30番滑走)。
「エデンの東」。
最初の4回転トゥループをこらえてトリプルトゥループのコンビネーションにつなげた。
トリプルアクセルを慎重に決めた。
後半のトリプルルッツが2回転になった。
痛恨のミスに、演技後は顔が曇った。
83.48 点で11位(技術点 40.98点、演技構成点 42.50点)。

町田樹は現地での練習でも4回転ジャンプをきれいに決めるなど、好調をうかがわせた。
緊張のせいだろうか。

町田樹を指導する大西勝敬コーチは、彼の伸び悩みは精神面が原因と考えた。
そこで、自らを有言実行で追い込むように求め、弱気の虫をやっつけた。

フリーはストラヴィンスキーの「火の鳥」。
ソチオリンピックの開会式で聖火点灯の際に流れ、聖火、会場、花火で火の鳥が浮かびあがった。
トリノオリンピックの開会式で熱唱された「トゥーランドット」をフリーで滑った荒川静香は金メダルに輝いた。
町田樹は、「ロシアで火の鳥を降臨させたい」と意気込んでいる。

盒饗臺紊蓮■外未離好撻ぅ鵑離魯咼┘襦Ε侫Д襯淵鵐妊垢箸錣困0.58点差。
差はないに等しい。
町田樹は、3.50点差。
本人も絶対に諦めないと語った。

3位、銅メダルは大混戦、いや横一線である。
二人はフリーで巻き返しを誓う。

◆書き加え1(2月15日)

男子はフリーで4回転ジャンプを決められないと、非常に厳しい戦いになる。
正直に述べれば、高橋大輔が練習でも決められない事実を案じている。
最後のオリンピックで表彰台にのぼらせてあげたい。
祈るような気持である。

                ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月6日「高橋大輔に気の毒…ソチ直前の佐村河内守騒動」はこちら。

⇒2014年1月10日「高橋大輔はソチオリンピック金メダルを狙う」はこちら。

⇒2014年1月5日「高橋大輔は文句なしに選ばれたわけでない」はこちら。

⇒2013年12月24日「高橋大輔はなぜ人騒がせなのか?」はこちら。

⇒2013年12月23日「高橋大輔をソチ代表から外すべきでない」はこちら。

⇒2013年12月20日「高橋大輔は4位でもソチ代表…全日本フィギュア」はこちら。

                ◇◆◇

町田樹に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月10日「町田樹気迫の団体戦フリー…ソチ個人戦へ弾み」はこちら。

⇒2014年1月19日「町田樹はソチでメダル争いに絡める」はこちら。

⇒2013年10月19日「町田樹(たつき)、遅咲きでソチ五輪代表へ」はこちら。

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