ご無沙汰しています。
実質、ソチオリンピック以来の更新です。

私は今年に入り、2冊の営業本を刊行しました(もう1冊は仕上げ段階の最後の最後でストップ)。
そこに景気回復の追い風も重なり、仕事を回しきれなくなりました。
このところは年度末と年度初めに納品の営業戦略や営業ツールの作成などに追われています。

そんな私ですが、「世界フィギュア選手権2014」は見ました。
“ながら視聴”、おもに日本の主力選手の演技です。

男子シングルは、羽生結弦が金メダル、町田樹が銀メダルに輝きました。
3連覇中のカナダのパトリック・チャンが不参加だったとはいえ、表彰台に2人がのぼったのは見事でした。
文字どおり僅差でしたので、個人的には町田樹に金メダルを獲らせてあげたかった・・・。

オリンピックや世界フィギュアに出場する選手は全員、猛烈な努力家という前提で述べます。

羽生結弦は類まれな才能に加え、強運も持っていると感じました。
そうでなければ、とくにオリンピックでは勝てません。
今シーズンは彼の競技人生で最初のピークとぴったり重なりました。
グランプリファイナル(GPファイナル)、オリンピック、世界フィギュアと、世界大会3戦全勝です。

羽生結弦はソチで金メダルを獲得して以降、取材や催しなどが続き、練習の時間を取るのも大変だったはずです。
ざわついた雰囲気のなかで何とかコンディションを整えました。
虚脱感と重い疲労で、おそらく世界フィギュアは欠場したかったでしょう。
この選手は顔に似合わず(?)、精神力が強靭です。

羽生結弦は、ショートプログラム(SP)でミスを犯しました。
その出遅れを、ソチで散々だったフリースケーティング(FS)で巻き返し、大逆転につなげました。

インタビューで「意地」という言葉を使っていたのが印象的でした。
不甲斐ない自分への意地、そしてオリンピックチャンピオンとしての意地でしょうか。
が、完璧の演技というわけにいきませんでした。

羽生結弦にとり、嵐のような一年が終わりました。
しばらく心身を休めてほしい・・・。

遅咲きの町田樹は、いずれも初出場のオリンピックと世界フィギュアで立派な成績を残しました。
大きな自信になったでしょう。
今シーズン限りでの現役引退を考えていたはずですが、いまはそんな気持ちはさらさらありません。
私は成長の余地をかなり残していると考えます。

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