西アフリカでエボラ出血熱が猛威を振るっている。
さらに、患者の治療に携わっていた医療関係者が二次感染により死亡する事態が発生している。
感染防止は万全だっただけに不安が広がっている。

エボラ出血熱は致死率が50パーセントとも70パーセントとも言われている。
WHO(世界保健機関)の高官が今年中に毎週1万人ずつ感染者が増える恐れがあると警告した。
専門家は現状を深刻に受け止めている。

エボラ出血熱は空気感染しないらしい。
日本は衛生状態がよく、流行の可能性がきわめて低いということなのでいくらか安心である。

すでに国際社会が連携して感染拡大阻止の取り組みに全力を注いでいる。
人の命はもちろん、人類の存亡がかかるといっても過言でない。
しかし、エボラ出血熱は有効な治療法が簡単に見つかりそうもない。
せめて致死率の低下がもたらされてほしい。
以下は、そのうえでの話である。

仕事でも、観光でも、大勢が世界中を移動している。
もしもアメリカやヨーロッパなどで感染が急速に広がれば、日本も逃れられない。
そうなると社会活動と経済活動が止まり、世界同時不況になる。

会社を預かる社長としては、「エボラ大不況」の到来を頭の片隅に置いて経営に当たるべきだろう。
最悪の場合には「リーマン・ショック」と比べられないほど大きなダメージを世界経済に与える。
大半の企業は一気にどん底に突き落とされる。
社員と家族の生活がかかっており、社長は備えておくに越したことはない。
会社の数字(収益)をつくらなければならない営業管理者や営業担当者も同じ。

私の懸念が杞憂に終わることを願う。

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