浅田真央が復帰初戦のジャパン・オープン2015で見事な演技を見せた。
2014ソチオリンピック金のソトニコワ、世界選手権2015金のトゥクタミシェワをまったく問題にしなかった。
金妍児(キム・ヨナ)が去り、現時点で浅田真央と世界一を争う選手はいない。
しかし、これをもって完全復活というのはどうだろう。

浅田真央は深刻なけがを経験することなく、立派な戦績を収めてきた。
が、現役を引退していておかしくない25歳に達している。
圧勝を遂げた日本チームのメンバー4選手のなかで最年長であり、「お姉さん」もしくは「姉御(あなごでなくあねご)」という雰囲気が出ていた。

オリンピックの競技はいずれも過酷である。
フィギュアスケートは見た目が優雅だったり華麗だったりするが、私はもっとも過酷な競技の一つだと思っている。
瞬発力や持久力、柔軟性など身体面ではかなり厳しくなる。

浅田真央はアスリートの血が騒いだのだろう、再び茨(いばら)の道を歩みはじめた。
そして、順調に再スタートを切った。

私は、大変なのはこれからだと考える。
何せファンと国民の浅田真央に対する期待が膨らむ。
もっと厄介なのは、「やれる」という自分自身に対する期待が膨らむことだ。
それが勝利へのプレッシャーに変わっていく。

本人はおそらく2018平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)を意識している。
果たして復帰初戦のような精神状態で臨めるのか。
最高の舞台でトリプル・アクセル(3回転半ジャンプ)をピョンと跳び、チャンと降りる浅田真央の姿を、私は見たい。

金妍児が出場する可能性はゼロだと言い切れない。
私は1年半で間に合わせる力を持っていると思う。


               ◇◆◇

浅田真央に関する最近のブログは以下のとおり。

⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。

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