きのうのNHK総合「特報首都圏」は首都直下地震がテーマだった。
最大震度7が予測されている巨大地震である。
いま起こっても不思議でないくらい発生時期が切迫している。

番組では、おもに帰宅困難者と液状化現象の問題が取りあげられた。
しかし、私に言わせれば内容が浅く、震災から身を守る参考にならない。
決め手は発生前の準備にあるという結論はそのとおりなのだが・・・。

64歳の私はこれまでに2度、震度5を街なかで経験している。
当時は強弱を分けていなかったが、被害がほとんどなかったので震度5弱でなかろうか。
それでも周囲には地べたに座り込んでいる人が大勢いたことを覚えている。
震度7は衝撃的であり、どれほど大きく激しい揺れに見舞われるのか見当もつかない。
おそらく腰が抜けた状態になり、動くに動けないはずだ。

ところで、静岡県磐田市に自然災害対策に特化した「東海技術製作所」というユニークな製造商社がある。
CIに「減災のパートナー」と謳い、なかでも巨大地震と巨大津波の被害・損失の軽減を支援する専門家である。
震災から命や暮らしを守りたいとの創業者の高い志と強い思いから生まれた。
ホームページの代表挨拶、社是、営業憲章などに目を通すだけで、東海技術製作所の本気と決意が伝わってくる。
設立当初から「減災ソリューション」に役立つ幅広い製品を取り扱う。
設備・機器・用品などのハードが充実しているのはもちろん、ソフト(システム)やサービスに注力している。

南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海3連動地震)の発生時期も切迫しており、とりわけ太平洋側は減災・防災の備えが急務だろう。
災害大国日本において、東海技術製作所のようなプロ集団が果たす社会的な貢献はきわめて大きい。

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