リオデジャネイロ五輪、体操男子種目別床運動の決勝で金最有力の白井健三は4位 個人総合金の内村航平は5位に終わりました。

19歳の白井健三は2013年、2015年の世界選手権を制しました。
しかし、予選では精彩を欠きました。
団体戦では一人16点超えの高得点を叩き出し、日本を金メダルへ導く活躍を見せました。

個人戦では着地が2度も大きく乱れ、得点が伸びませんでした。
とくに1度は尻もちをつきそうでした。
強心臓の演技がすっかり失われていました。
応援席の両親に向けて「ごめん」と手を合わせました。

白井健三は床運動で優勝の絶対的な本命とされていました。
オリンピックで「金メダルが当然」というプレッシャーに押しつぶされた格好です。
自ら「心の小ささが出た」と、悔しさを語りました。
兄貴のように見守ってきた内村航平は「あいつも人間だったな」と、4年に1度のオリンピックの怖さを語りました。
いわゆる五輪に棲む魔物。

白井健三は団体金獲得からメンタルの持続が難しかったそうです。
2020年東京五輪へ向けて課題もあぶり出されました。
まだ、団体戦で高得点を出した種目別跳馬が残っています。
床運動での悔しさを晴らす演技を見せてほしいと思います。
金メダルの可能性もあります。

なお、内村航平は個人総合決勝で大逆転をかけた最終種目の鉄棒の演技中に腰を痛めました。
しかし、それを押して出場しました。
ラインオーバーのミスがあり、得点が伸びませんでした。
けがの影響でしょうか。
しばらく体と心を休めてください。

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