フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
私は彼の突出した得点力から、2018年平昌五輪の金メダルは固いと考えています。

また、勝利を収める前提条件となるメンタルも一番強いと思っています。
緊張感の高まる大舞台ほど実力を発揮します。

しかし、私は気がかりなことがないわけでありません。

停滞気味の女子シングルと比べ、男子シングルは技術面が著しく進化しています。
その流れを加速させているのが羽生結弦です。
とくに得点源となるジャンプの難度がどんどん上がっています。

競技を見る側は興味が増しますが、競技を行う側は肉体的な負担がとても大きい。
トップクラスの選手は高難度ジャンプの練習時に「けが」がつきものになっています。
ちょっとバランスを崩すだけで、腰や股関節、脚や足などを痛めかねません。
リスクを取らないとオリンピックで勝てないとしてもあまりに過酷です。

私は、羽生結弦の平昌五輪における最大の敵はけがと考えています。
(もちろん、細心の注意を払いながらトレーニングを積んでいるはずです。)
史上最強と呼べるチャンピオンも故障には勝てません。

羽生結弦は貪欲さが際立っています。
自身が持つ歴代世界最高得点に満足していません。
その更新を目指し、今シーズンは最高難度のプログラムで臨みます。

平昌五輪のプレシーズンですので抑え気味にしてほしい。
ジャンプに頼り、一気かつ大幅に得点を伸ばそうとすると危険です。

羽生結弦は、よく言えば勇敢、悪く言えば無謀なところがあります。
どうか焦らず、2年がかりで取り組んでください。

◆書き加え(10月9日)

15歳の韓国の車俊煥(チャ・ジュンファン)。
韓国の男子シングルで初のジュニアGPシリーズ連覇を飾りました。
日本大会とドイツ大会です。
猛練習で右足首などを痛め、本調子で臨んだわけでありません。
これで12月にフランスで行われるジュニアGPファイナル出場を決めました。

自国開催となる平昌五輪の新星として日本勢の二人に立ちはだかる可能性があります。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月14日「羽生結弦の不機嫌・・・4回転ループ」はこちら。

⇒2016年9月29日「羽生結弦はライバル不在、平昌五輪で連続金メダルへ」はこちら。

⇒2015年12月11日「羽生結弦、敵なし冬季五輪3連覇へ」はこちら。

⇒2014年3月30日「羽生結弦の強運と精神力…世界フィギュア金メダル」はこちら。

⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。

⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、ソチ金メダルへ…くまのプーさん」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、史上初SP百点超え…完璧ジャンプ」はこちら。

⇒2014年2月8日「羽生結弦金メダルの勢い…オーサー助言ずばり」はこちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。

⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。

⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。

⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。

⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。

⇒2013年3月16日「羽生結弦、調子最悪…ソチ五輪出場枠3瀬戸際」はこちら。

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