浅田真央はフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦「アメリカ杯」で代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を回避する安全策を取りました。
にもかかわらずジャンプでミスを連発し、6位に終わりました。
まったくの不調でした。

浅田真央は年明けに痛めた膝が治らず、練習したくてもできない状態にもがいていました。
フィギュア選手としてはベテランに達しています。
長年の肉体的な負担と疲労の蓄積、高難度ジャンプへの挑戦などにより、足腰に相当な不具合が生じているのかもしれません。

浅田真央は、アメリカ杯の前に「全日本選手権でトリプルアクセルを入れたい」と話していました。
ところが、この発言をひるがえし、第4戦「フランス杯」とする考えを明かしました。
GPファイナルへの出場が絶たれており、なぜけがが悪化するリスクを冒してまで高難度ジャンプをプログラムに組み込むのか、私は理解に苦しみます。
アメリカ杯での調子と出来からすると、あまりに無謀です。

2018年平昌五輪が徐々に迫ってきました。
その代表選考には、世界ランキングやGPファイナルの成績が加味されます。
浅田真央のそれは17位であり、日本選手のなかでも4番目に留まっています。

男子に引っ張られるように、女子のジャンプもレベルが上がりつつあります。
3回転+3回転の連続ジャンプを決めないと表彰台に立てなくなっています。
浅田真央はこうした状況に危機感を持ち、トリプルアクセルを前倒しして解禁するつもりなのでしょう。
が、私にはとても危険な賭けと映ります。

平昌五輪の選手枠が決まるのは、来年3月の世界フィギュアスケート選手権です。
そこで日本が3枠を確保したとしても、浅田真央が五輪代表に入るのは容易でありません。
それ以前に、浅田真央が年末の全日本フィギュアスケート選手権で上位に立ち、世界選手権代表に選ばれるのも容易でありません。
高難度ジャンプを確実に跳べることが条件になります。

けがに関して、浅田真央は「大丈夫」と語っていますが、佐藤信夫コーチは「無理をさせられない」と語っています。
両者の食い違いは、1〜2か月で治るメドが立っていないからでしょう。
私は、かなり悪いような気がしています。

浅田真央は高難度ジャンプを跳べない状態が来シーズンまでずれ込むとすれば、全日本選手権で優勝を飾るほかに五輪出場の道は閉ざされます。
そうなると、文字どおり「一発勝負」になります。

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浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。

⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。

⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。

⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。

⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。

⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。

⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。

⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。

⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。

⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。

⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。

⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。

⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。

⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。

⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。

⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。

⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。

⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。

⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。

⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。

⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。

⇒2015年10月3日「浅田真央が帰ってきた」はこちら。

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