フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズの最終戦「NHK杯」。
男子シングルの羽生結弦がショートプログラム(SP)に登場しました。
私は改めて、彼のすごさと底力を感じました。
演じる前に全身からオーラが溢れ出ています。
努力はもとより「才能」が半端でありません。
さらに四肢に恵まれ、とても美しい。

羽生結弦は、淡いパープルを基調とした衣装でリンクに現れました。
本人によれば、イメージチェンジを狙ったとのことでした。
同時に、気分のリフレッシュを図ろうとしたのかもしれません。

SPで用いるのは、プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」。
乗りのいいアップテンポな曲調です。
冒頭の4回転ループは持ちこたえたといった印象です。
4回転サルコウ―3回転トウループのコンビネーション、トリプルアクセルは流れるように決めました。
演技後に、右手の指で「もうちょっと」という仕草をしました。

4回転ループは10月に世界で初めて成功させており、国内で初めて披露しました。
しかし、きれいに跳べず、得点が伸び悩んだことを悔しがりました。

羽生結弦は、昨年のNHK杯のSPで記録した世界歴代最高得点(当時)を更新できませんでした。
それでも今シーズンのSP最高得点です。
唯一の百点越えで、2位の米国のネイサン・チェンをまったく寄せつけませんでした。
(ネイサンは女子シングルの選手でありません。)
が、羽生結弦は、難度の高い4回転ジャンプを得意とするチェンの出場が相当な刺激になっているようです。



羽生結弦は「スケートカナダ」でつまずくという昨シーズンと似たパターンでNHK杯を迎えています。
昨年のNHK杯では、神がかったノーミスの演技を見せ、SP、フリースケーティング(FS)、合計のそれぞれで世界歴代最高得点を叩き出しました。

羽生結弦は拠点のカナダ・トロントで「やれることをやってきた」というだけあり、今大会の公式練習では4回転ジャンプを次々と決め、調子がよさそうでした。
直後の会見で、昨年のNHK杯以上の演技を行える状態だと答えていました。
しかし、本人にとり手応えはあっても満足感のない出来に留まりました。

羽生結弦は3位以内に入るなら、GPファイナル進出を自力で決められます。
そして、4連覇を成し遂げれば、男子史上初の快挙となります。
おそらくですが、敵は自分だけでないでしょうか。

◆書き加え(11月26日)

羽生結弦は、SPの衣装を白から淡い紫に変えました。
悪いイメージを払拭したかったようです。
結果を出せなければ、気分を変えるのもいいでしょう。

4回転ループをしっかりと決められれば、さらに5点は伸びるのだとか。
そうなると、SPで自己ベストを更新できました。

ぜひフリーと合計で成し遂げてください。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月16日「羽生結弦、平昌の敵は車俊煥(チャ・ジュンファン)か」はこちら。

⇒2016年10月14日「羽生結弦の不機嫌・・・4回転ループ」はこちら。

⇒2016年9月29日「羽生結弦はライバル不在、平昌五輪で連続金メダルへ」はこちら。

⇒2015年12月11日「羽生結弦、敵なし冬季五輪3連覇へ」はこちら。

⇒2014年3月30日「羽生結弦の強運と精神力…世界フィギュア金メダル」はこちら。

⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。

⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、ソチ金メダルへ…くまのプーさん」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、史上初SP百点超え…完璧ジャンプ」はこちら。

⇒2014年2月8日「羽生結弦金メダルの勢い…オーサー助言ずばり」はこちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。

⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。

⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。

⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。

⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。

⇒2013年3月16日「羽生結弦、調子最悪…ソチ五輪出場枠3瀬戸際」はこちら。

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