フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルが開催されています。
男子シングルにおいて熾烈な優勝争いを引っ張るのは羽生結弦です。
男女通じて史上初の4連覇がかかります。
昨シーズンの本大会で世界歴代最高得点を塗り替えました。
今シーズンは「4回転ループ」を組み込んでおり、すべてのジャンプを決められればおのずと記録を更新することになります。

ショートプログラム(SP)。
羽生結弦は午前中の公式練習で、前日の練習で低調だった高難度ジャンプを見事に決め、ライバルに調子のよさを見せつけました。
この時点で神経戦が始まっています。
しかし、本番前の6分間練習で4回転ループにかなり苦しみ、不安を残しました。

羽生結弦は本番で「久しぶりに手足が震えるくらい緊張した」とのこと。
(五輪の金メダリストにしてそうなのです。)
冒頭の4回転ループは前のめりになりましたが、かろうじて踏ん張りました。
その後の4回転サルコウ−3回転トウループの連続ジャンプ、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はきれいでした。

これで波に乗り、スピン、そしてステップでレベル4を取りました。
とくにステップでは、プリンスの「レッツゴー・クレイジー」の曲に合わせて観客をあおり、アイスリンクはさながら「ライブステージ」と化しました。
GOE(出来栄え点)をきっちりと引き出しています。

⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の「汗」にGOE加点せよ」はこちら。

羽生結弦は最初でしくじり、完璧な演技の可能性がなくなりました。
そのせいで気負いが消え、開き直ることができました。

⇒2016年12月5日「怒りながら滑る羽生結弦はすごすぎる」はこちら。

先のグランプリ(GP)シリーズ最終戦「NHK杯」で記録した今シーズン世界最高得点を塗り替え、首位に立ちました。

羽生結弦は気迫と恍惚の表情を浮かべ、ロックスターを演じきりました。
自分の世界に引き込む力はすごいの一言。
海外メディアも異次元の魅力をたたえました。
私は、彼が歌を得意とするかどうか知りませんが、現役引退後にロック歌手に転身するつもりでないかと思ったほどです。

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羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月9日「羽生結弦、GPファイナルの演技」はこちら。

⇒2016年12月5日「怒りながら滑る羽生結弦はすごすぎる」はこちら。

⇒2016年11月30日「羽生結弦、ソチ・平昌・北京五輪3連覇へ始動」はこちら。

⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の「汗」にGOE加点せよ」はこちら。

⇒2016年11月28日「羽生結弦はモンスター、頭が滅茶苦茶いい」はこちら。

⇒2016年11月27日「羽生結弦は余裕のよっちゃんなのか?」はこちら。

⇒2016年11月26日「羽生結弦は全身オーラ、敵は自分だけ」はこちら。

⇒2016年10月16日「羽生結弦、平昌の敵は車俊煥(チャ・ジュンファン)か」はこちら。

⇒2016年10月14日「羽生結弦の不機嫌・・・4回転ループ」はこちら。

⇒2016年9月29日「羽生結弦はライバル不在、平昌五輪で連続金メダルへ」はこちら。

⇒2015年12月11日「羽生結弦、敵なし冬季五輪3連覇へ」はこちら。

⇒2014年3月30日「羽生結弦の強運と精神力…世界フィギュア金メダル」はこちら。

⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。

⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、ソチ金メダルへ…くまのプーさん」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、史上初SP百点超え…完璧ジャンプ」はこちら。

⇒2014年2月8日「羽生結弦金メダルの勢い…オーサー助言ずばり」はこちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。

⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。

⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。

⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。

⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。

⇒2013年3月16日「羽生結弦、調子最悪…ソチ五輪出場枠3瀬戸際」はこちら。

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