浅田真央は2016年全日本フィギュアスケート選手権にチャレンジャーとして臨みます。
挑む相手は、3連覇を狙うエースの宮原知子です。
この選手は、得点源の高難度ジャンプでめったに崩れない難敵です。
しかし、彼女だけでなく、やはり高難度ジャンプを跳べる若い世代が出場します。
浅田真央を表彰台から弾き飛ばしそうな勢いです。

世界全体を眺めても、「世代交代」の大波が押し寄せています。
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズやグランプリ(GP)ファイナルでは表彰台のほとんどが10代の選手で占められました。

浅田真央は、2017年世界フィギュアスケート選手権の代表争いを兼ねる全日本選手権に出場することを明言していません。
GPシリーズの「フランス杯」で、自信がすべて失われたと涙を流していました。
コンディションとの兼ね合いで迷いが残っているのでしょうか。

⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。

浅田真央は左膝への不安を抱え、追い込んだ練習を行えていません。
試合を戦うスタミナがなく、土台となるスケーティングにスピードがなく、したがって動きにキレがありません。
とくに高難度ジャンプはまともに跳べません。
けがは、おそらく長年の選手生活による負担と疲労の蓄積です。
そうなると完全な回復は望めないかもしれません。

今後はけがの回復具合、そして練習如何にかかっています。

浅田真央は大人の女性になり、ふっくらしました。
私はとてもきれいだと思います。
しかし、わずかに体重が増えるだけで足や膝、腰などにかかる負担は大きくなります。
例えば、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)など高難度ジャンプを無数に練習します。
「増加体重×跳躍着地回数」に回転運動などが加わりますので恐ろしい数字でしょう。
ちなみに、トリプルアクセルの踏み切りで負荷がかかるのが左膝だそうです。
今シーズンは練習不足から体重が落ちにくいという事情もあるようです。

いくらフィギュアスケート界に最大の貢献を果たしてきたといっても、基準を無視して浅田真央を選考するわけにいきません。
すでに述べたように、若い世代が成長を遂げ、浅田真央に高い壁として立ちはだかります。
このままでは来春の世界選手権はもちろん、来シーズンの平昌五輪の代表になることも難しい。

しかし、私は、浅田真央の敵は若手でないと思います。
自分との闘いでしょう。
ただし、「頑張り」を意味しません。
豊富な経験と実績を持つベテランとしての「セルフコントロール」を行えるかどうかです。
自身の体力と体調を踏まえ、平昌五輪へ向けて、どこまで抑えて練習を組めるかです。
完治しないなら、けがや痛みとつきあっていくしかありません。

浅田真央は手段となる練習、それも「量」にとらわれる傾向が強い。
それを安心感と手応えに変えて試合に臨んできました。
が、そうした意識や発想を改めなければならない「年齢」に達しました。
ならば、得点や順位などの結果もおのずと違ってくるでしょう。

浅田真央は五輪代表の選考がかかる来シーズンの全日本選手権に照準を合わせればいいのです。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。

⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。

⇒2016年11月15日「浅田真央に「頑張れ」は禁句・・・選手生命の危機」はこちら。

⇒2016年11月14日「浅田真央、全日本選手権での早まった決断」はこちら。

⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。

⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。

⇒2016年10月30日「浅田真央と佐藤信夫コーチの食い違い」はこちら。

⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。

⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。

⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。

⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。

⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。

⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。

⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。

⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。

⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。

⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。

⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。

⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。

⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。

⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。

⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。

⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。

⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。

⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。

⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。

⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。

⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。

⇒2015年10月3日「浅田真央が帰ってきた」はこちら。

Copyright (c)2016 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!